警察はやる気があるのか? 今度は川崎でストーカー被害の20歳女性が殺される

公開日: 更新日:

 またも警察はストーカー被害の20歳の女性を“見殺し”にしてしまった。

 警視庁のHPには「ストーカー行為の被害に不安を覚えたら迷わず警察に相談して下さい。あなたにとって最善の解決方法をみつけます」と書いてある。元交際相手の白井秀征容疑者(27)に殺された神奈川県川崎市在住の岡崎彩咲陽さん(20)の父親でなくても、「嘘をつけ!」と怒鳴りたくなる。

 彼女は去年9月に、白井から「刃物を向けられた」と神奈川県警に被害届を出していた。しかし、警察によると、「事実と異なる説明をした」と届けを取り下げたという。担当者は、相手から脅されたのではないかという想像力さえ働かなかったようだ。

 彼女の父親は、「何度も相談したのに対応してくれなかった」「娘はここ(川崎臨港署)で殺されたのも一緒」と警察の対応に怒っている。

 しかし、神奈川県警は「相談を受けていた認識はない」と正反対の主張だ。彼女は、行方不明になる前日までの12日間で9回も警察に身の危険を訴えていたのに……。よほどのバカでない限り、彼女の異様を察し、話を聞いたり安全を確保してあげるのが、警察のやるべき務めだということは理解できたはずだが。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 暮らしのアクセスランキング

  1. 1

    お膝元の横須賀は「総理誕生」ムードに沸く? 地元住民が小泉進次郎氏に言いたいホンネを聞いた

  2. 2

    小泉進次郎氏のトンチンカンが止まらない!「大学に行くのがすべてではない」「改憲はファストパス」まで飛び出す始末

  3. 3

    中山競馬場フードコートに前代未聞の出店!ライバル紙の東スポ食堂を辛口採点してみた

  4. 4

    大阪・関西万博“駆け込み”必見!人気1位海外グルメ&リピーターに聞いた“穴場パビリオン”

  5. 5

    血税が国民民主党の「ホテル代112万円」に消えた…“浮かれ不倫”玉木雄一郎代表に問われる説明責任

  1. 6

    悠仁さまのお立場を危うくしかねない“筑波のプーチン”の存在…14年間も国立大トップに君臨

  2. 7

    9月19日から運用開始「スマホ保険証」はほぼ無意味…医療機関や患者を惑わす数々の“落とし穴”も

  3. 8

    大阪万博の目玉リング「市民公園」活用案に早くも漂うグダグダ感…コストは維持・管理含め約60億円

  4. 9

    帰国子女は"親ガチャ"の典型か…有名大入学の優遇ルートの一方で、就職活動は厳しい側面も

  5. 10

    女子大学の社会的使命は終わったのか? 武庫川女子、鎌倉女子…経営状況がいい女子大の共学化の狙い

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    号泣の渋野日向子に「スイングより、歩き方から見直せ!」スポーツサイエンスの第一人者が指摘

  2. 2

    風間俊介がジャニーズJr.のセンターの座を捨てて都立高校受験に専念した意外な理由

  3. 3

    崖っぷち渋野日向子に「日本人キャディーと縁を切れ」の声…外国人起用にこれだけのメリット

  4. 4

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  5. 5

    侍J井端監督に大ピンチ!ヤクルト村上、阪神才木ら米挑戦組「WBC全員辞退」の可能性

  1. 6

    松重豊は福岡の人気私立「西南学院」から明大文学部に 学費の問題で日大芸術学部は断念

  2. 7

    そうだ、風邪をひけばいいんだ!減量に行き詰まった末、裸同然で極寒の庭へ飛び出した

  3. 8

    カムバック星野監督の“2カ月20kg”の無茶ぶりに「嫌です」なんて言えるはずもなく…

  4. 9

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  5. 10

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校