巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ
巨人の阿部慎之助監督(46)が22日、東京・大手町の読売新聞東京本社で山口寿一オーナーに前半戦終了の報告を行った。
3年契約2年目の今季は、主砲・岡本の故障離脱などもあり、42勝44敗3分けで借金2の3位で前半戦を終えた。残り54試合で首位阪神とは10ゲーム差。「勝負事だから最後まで何が起こるか分からない。決して諦めることなく、最後まで頑張れと言っていただきました」とした上で、山口オーナーが「やっぱり戸郷(翔征=25)の心配はされてましたね」と明かした。7年目の今季は2勝6敗、防御率5.24。現在は2度目の二軍調整中だが、阿部監督は29日からの中日3連戦で一軍復帰させることを直接、オーナーに伝えたという。
ここ数年、戸郷はフル回転させられてきた。2022年の投球回数は171回3分の2でリーグ2位、23年は170回で同3位、24年は180回で同2位。巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏(評論家)が「不調の原因は勤続疲労が考えられます」とこう言った。
「昨年はベテラン菅野の登板日を日曜日に固定し、中6日あけるように配慮した一方、戸郷には勝負どころの9月に、優勝争いの相手である広島、阪神に優先的に登板させ、中4日などフル回転させてきた。23年に4勝と勝てなかった菅野を復活させるため、エースの戸郷が犠牲になったというのは言い過ぎとしても、阿部監督が無理を強いたツケが回ってきたのではないか」