「巨人軍監督 大谷翔平」…長嶋茂雄の悲願と、そして語られざる家庭問題
長嶋茂雄は亡くなる寸前まで“不屈の精神”を発揮した。葬儀の挨拶で、次女の三奈がこう語った。
「6月3日、朝6時過ぎに、病室におりまして、脈拍と血圧の数値が0になったんですが、よく見ると、波形が、ピッピッと山なりの波形が、ずっと続いているんです。看護師さんに“これ、どういうことなんですか”と聞きましたら、“監督が心臓を動かそう、動かそう、動かそうとしている振動なんだと思います。私、こんなの見たことありません”。看護師さん、主治医の先生方、最後まで驚いていました。最後まで長嶋茂雄を貫いた人生を送ったと思います」(SponichAnnex6月8日16:00配信から)
長嶋は6月の背番号3の日に、89(野球)歳で亡くなった。だが、本人は「俺はまだ生きてるぞ!」と意気軒高で、ワンちゃん(王貞治)や愛弟子の松井秀喜と「いわゆるひとつの」野球談議を交わしているように思えてならない。
松井の「長嶋と交わした約束を果たしたい」という言葉が波紋を呼んでいる。松井が巨人の監督になる決意を固めたとみる向きが多い。私もそうだとは思うが、イチロー以上に他を寄せ付けない“孤高”の生き方を貫く松井に、ここまで落ちたプロ野球人気の再興は難しいのではないか。