ワンニャンのSOS
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台風や地震…災害時のペットとの避難の心得とケア、自宅待機と避難所どうする?
台風7号が接近した16日は、お盆休みの終盤だったこともあり都心はガラガラでした。かかりつけの飼い主さんも在宅勤務や自宅待機で様子を見ていたケースも少なくなかったようです。 そこで、今週は台風…
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ワンちゃんネコちゃんも熱中症には要注意! 皮下補液なら脱水は数分で解消する
この夏は歴史的な猛暑で、各地で40度近い体温超えの暑い日が相次いでいます。そうなると怖いのが熱中症です。飼い主さんも大変ですが、ワンちゃんやネコちゃんも注意してください。 人は大量の発汗から…
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愛犬とのマイカー旅行を楽しむために…事前の準備と注意するべき点
ワンちゃんの飼い主さんは、夏休みに愛犬を連れての国内旅行を計画しているかもしれません。今回は、その注意点を紹介します。 まず移動はマイカーでケージなどは必須。狂犬病ワクチンの接種証明書か、登…
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「猫への輸血」には犬とは違うハードルの高さが…実は採血も難しい
前回はワンちゃんの輸血事情についてお話ししました。今回は、ネコちゃんの輸血について紹介しましょう。結論からいうと、ネコちゃんはワンちゃんのように簡単ではありません。 たとえば、がんの治療など…
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何匹ものワンちゃんの命を救う「輸血供給犬」の大きな功績
ワンちゃんやネコちゃんの血液型判定キットが輸入販売されています。動物病院によっては、ごくごくまれに「血液型を調べて、知っておくと役立ちますよ」といった感じで飼い主さんに勧められることもあるかもしれま…
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犬や猫の目ヤニ、耳のかゆみ…夏の症状はコレでよくなる
この時季は、ワンちゃんもネコちゃんも、目ヤニが増えることがあります。エアコンによる乾燥が原因で、ネコちゃんの方がひどくなりやすい傾向です。涙が乾くと、ゼリー状になり、目の際に付着。それが涙の分泌口を…
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皮膚におでき、イボが…麻酔下切除や病理検査に誘導する動物病院の狙い
ネコちゃんもワンちゃんも、皮膚におできのようなものができて気にすることがあります。当院でも、かかりつけの飼い主さんが「これは何ですか?」とわが子を心配して受診されることが少なくありません。そういうか…
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ネコちゃんワンちゃンの採血部位はどこが適切? 動物にストレスを与えないことが最優先
昨年4月から国家資格になった「愛玩動物看護師」の仕事のひとつに「保定」があります。保定とは、動物を動かないようにして獣医師が速やかに治療できるようにするための押さえ方のこと。大学や専門学校などでは、…
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治療中にパニックになるペットも…防ぐには飼い主の付き添いが効果的
この連載の読者さんは定期的に動物病院にかかっていると思いますが、中には去勢や避妊の手術を受けてから疎遠になる飼い主さんもいます。自宅でおかしなそぶりを見せなければ、それでよいかもしれませんが、問題は…
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室内飼育のネコが引き起こす「日光過敏症」…動物病院の高額な検査誘導を回避するひと言
紫外線が気になる季節になりました。サングラスや日焼け止めなどで対策している飼い主さんは少なくないでしょう。実はこの時季、完全室内飼育のネコちゃんが紫外線のトラブルに襲われることがよくあります。今回は…
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ワンちゃんやネコちゃんの歯石除去、歯周ポケット治療は麻酔ナシでできる可能性が
ワンちゃんもネコちゃんも、シニアになると歯のトラブルが増えます。先日、ウチのスタッフが友人から相談を受けたのも、歯周病に関するものでした。ザックリと内容をまとめてみると、以下の通りです。 ワ…
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犬や猫の糖尿病は1型と決めつけず、インスリン投与量を調整する
生活習慣病で悩むヒトが増えているように、生活習慣病を患うペットも増えています。先日、飼い主さんが連れて来られた10歳のワンちゃんもそうでした。 「水をガブ飲みして、すぐオシッコするんです」 …
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大事なペットが突然体調を崩して…緊急受診は症状次第では時間調整が必要
大事なわが子が大変で……。ネコちゃんやワンちゃんがぐったりして体調を崩すと、慌ててかかりつけ医に連絡される方がいます。その気持ちは分かりますが、電話などでは慌てずに事情を説明してもらえると緊急の受診…
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ボスネコと仲良し野良ちゃん…2頭のユニークな“主従関係”に注目してみた
面白いネコちゃんを診察する機会に恵まれましたので、今回はそのお話を紹介します。飼い主さんは東京と千葉を行き来されていて、千葉の自宅に出入りする半野良のようなネコちゃんグループの1頭。4歳のオスで去勢…
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コロナ禍明けで飼い犬が「分離不安定症」に…軽症ならフェロモン剤で治る
感染症法上の新型コロナウイルスの位置づけがインフルエンザと同じ5類になって1年あまり、皆さんの生活はコロナ禍前に戻っていると思います。しかし、ワンちゃんの中には、コロナ禍が明けたことで、精神的なバラ…
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猫の蓄膿症こと「副鼻腔炎」治療法は? 点鼻薬とともに“こより作戦”が重要
子猫が猫カゼ(猫ウイルス性鼻気管炎=FVR=か猫カリシウイルス感染症=FCV)にかかると、ぐったりしたり、目ヤニや鼻水がひどくなったりして受診されることがあります。 猫カゼの治療にはインター…
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骨折した捨てネコのてまりちゃんが急回復 その裏は絶妙サポートと奇跡の連続だった
今回は少し趣向を変えて、骨折したネコのてまりちゃんが奇跡の回復をみせたお話を紹介します。そこにワンちゃんの絶妙なサポートがあったのです。 離乳したばかりのてまりちゃんが脚を骨折して当院に担ぎ…
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ペットの療養食、サプリ、医薬品…横行するネット販売に思うこと
ワンちゃんもネコちゃんも、年を重ねると腎機能が低下しやすくなります。あるワンちゃんに点滴治療しながら様子を見守ると、血液検査は改善傾向がみられましたが、腎臓は再生能力がなく、治ったというより悪化させ…
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ペットの花粉症は「治す」でなく「うまく付き合う」症状が改善されるケースも
アレルギー症状についての治療はヒトも大変ですが、ペットも同じでこじれるケースが珍しくありません。 私のところにも、花粉症による皮膚炎を悪化させたワンちゃんがよく飼い主さんに連れられてきます。…
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犬の「アレルギー性のかゆみ」ならステロイド剤の頓服がよく治る
ステロイドは、炎症を抑えるのに効果的で、ヒトにも動物にもよく使われますが、一方で一部の人には不信感が強い薬でもあります。たとえば、ヒトでアトピー性皮膚炎を起こした方がステロイド剤の副作用がみられると…