ワンちゃんネコちゃんも熱中症には要注意! 皮下補液なら脱水は数分で解消する

公開日: 更新日:

 この夏は歴史的な猛暑で、各地で40度近い体温超えの暑い日が相次いでいます。そうなると怖いのが熱中症です。飼い主さんも大変ですが、ワンちゃんやネコちゃんも注意してください。

 人は大量の発汗から脱水を起こし、めまいやしびれ、こむら返りなどの症状が現れてきます。しかし、ワンちゃんやネコちゃんは、汗腺などの数が少なく、発汗の異常では脱水に気づきにくい。脱水を判断する目安は、皮膚です。ひとつは大きくつまんで元に戻る速度で、健康ならすぐに戻りますが、脱水すると2秒くらいになります。もうひとつは、汗でベタベタしたウエット感です。

 まずは水をかけたりして冷やすこと。意識障害がなければ、自宅でミネラル電解水を少しずつ飲ませて様子をみることも可能ですが、ボーッとするなどしていたら受診してください。

 人が熱中症で病院にかかれば、点滴で脱水を解消しますが、ワンちゃんなどは必ずしも点滴とは限りません。皮下補液という処置も重要です。

 ワンちゃんやネコちゃんの皮下組織は、組織同士の間にすき間があります。そこに針を刺して、電解質バランスが適した補液を注入するのが皮下補液です。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも