介護する飼い主もつらい…病気で苦しむ老ペットの“晩年の問題”

公開日: 更新日:

 高齢者が介護状態になり、家族で世話をしきれなくなると、介護施設への入居を考えると思います。その施設にはいくつか種類があり、中でも公的な特別養護老人ホームは費用が安く、入居するのは大変です。実はペットも高齢化していますから、飼い主さんには“晩年の問題”が多くのケースでのしかかることをご存じでしょうか。

 ペットで老後の問題が生じる原因として大きいのは病気で、1つは末期がん、2つ目は心臓病腎臓病など慢性疾患の悪化、第3は認知症です。ヒトの場合と変わりません。順に見ていきましょう。

 がんの場合、消化器系の末期では、巨大化した腫瘍によって食餌の通過障害が生じ、消化機能が停止。骨肉腫などでは激しく痛み、脳への転移や神経系の腫瘍だと神経系の症状が止まらなくなります。いずれも見ているだけでつらい。

 慢性疾患では、ワンちゃんの場合は心臓弁膜症による肺水腫で咳が止まらなくなり、かなり苦しがります。ネコちゃんに多い腎臓病の悪化では、けいれんをはじめとする神経症状が続きます。尿毒症によるものです。これも飼い主にはかなりきついでしょう。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった