元気なシニアのワンちゃんは軟便になることが…まずフード変更で対策を

公開日: 更新日:

 ワンちゃんはシニアになると便が緩くなることがあります。そこに体重減少が重なると飼い主さんは心配でしょう。

 先日、12歳のワンちゃんを連れてこられた方もそうでした。少し前に引っ越されて近所の動物病院に転院し、そこで血液検査や便潜血検査、エコー検査、X線検査などのフルコースを受けたものの、異常ナシとのこと。「それはおかしい」と久しぶりに当院を受診されたのです。

 飼い主さんは翌日から出張のため、3泊4日で預かって診ることになりました。

 転院先の動物病院はかかりつけになって日が浅く、年齢や症状から腫瘍や消化器系の異常が疑われるためフルコースの検査自体に問題はありません。

 そんないきさつから私が疑ったのが「タンパク漏出性腸症」でした。

 膵臓は脂質やタンパク質を分解するパンクレアチンという酵素を分泌しますが、加齢によってその分泌が枯れてくることもあります。そうすると脂質やタンパク質が十分に消化されず、それらが不消化物として便に含まれるのです。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束