元気なシニアのワンちゃんは軟便になることが…まずフード変更で対策を

公開日: 更新日:

 ワンちゃんはシニアになると便が緩くなることがあります。そこに体重減少が重なると飼い主さんは心配でしょう。

 先日、12歳のワンちゃんを連れてこられた方もそうでした。少し前に引っ越されて近所の動物病院に転院し、そこで血液検査や便潜血検査、エコー検査、X線検査などのフルコースを受けたものの、異常ナシとのこと。「それはおかしい」と久しぶりに当院を受診されたのです。

 飼い主さんは翌日から出張のため、3泊4日で預かって診ることになりました。

 転院先の動物病院はかかりつけになって日が浅く、年齢や症状から腫瘍や消化器系の異常が疑われるためフルコースの検査自体に問題はありません。

 そんないきさつから私が疑ったのが「タンパク漏出性腸症」でした。

 膵臓は脂質やタンパク質を分解するパンクレアチンという酵素を分泌しますが、加齢によってその分泌が枯れてくることもあります。そうすると脂質やタンパク質が十分に消化されず、それらが不消化物として便に含まれるのです。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」