ワンニャンのSOS
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「この子だけ捨てられていてかわいそう」と病院に…果たしてそれは動物愛護でしょうか
各地の動物病院には、ワンちゃんやネコちゃんの里親を募集する掲示があるかもしれません。当院にもいま、乳飲み子のネコちゃんがいます。そこで今回は、子猫の保護について。 当院の患者さんではない方が…
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ペットのノミとマダニの対策 CMアリの薬よりナシの薬の方が効果大
ノミやマダニを駆除する薬のテレビCMがよく流れています。ワンちゃんやネコちゃんの飼い主さんは、それを見て「そろそろウチも」と思っているかもしれません。そこで今回はノミとマダニ対策について。 …
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犬と猫のワクチンガイドライン 不十分な抗体検査を接種判定に使うおかしさ
病気の診療のためのガイドラインをご存じでしょうか。 臨床試験の結果などを基に最良と考えられる検査や治療法などを示した文書のことで、ヒトの病気の治療では広く普及しています。実は、ワンちゃんやネ…
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犬の混合ワクチンは持病や散歩の状況で使い分け…“数の多さ”にダマされてはいけない
ネコちゃんのワクチンに続き、今回はワンちゃんのワクチンについて紹介しましょう。最近はコアワクチンとノンコアワクチンという考え方が広がりつつあります。コアワクチンはすべてのワンちゃんに接種が推奨される…
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猫の3種混合ワクチンは飼い主が納得してから 接種の必要性と注意点
今回は、猫ちゃんのワクチンについて紹介しましょう。これからお話しするワクチンは、狂犬病予防注射のような法的な義務づけがなく、かかりつけ医とよく相談して飼い主さんが十分納得して接種することが重要です。…
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毎年3月に来るはずが…狂犬病ワクチンの通知が届かないのはなぜ?
前回、飼い犬の登録をしない方が増えていることについて触れました。今回は、その補足から始めましょう。 昨年、動物愛護法が改正され、ブリーダーやペットショップなどで販売されているワンちゃんやネコ…
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狂犬病ワクチンの必要性を知る “国内感染ゼロ”を誤解してはいけない
狂犬病ワクチン接種は毎年4月から6月にかけて市町村の集合注射会場やかかりつけの動物病院で行われます。今回から複数回に分けて、ワンちゃんネコちゃんのワクチンについて紹介しましょう。まずは、狂犬病ワクチ…
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ワンちゃんに多い「椎間板ヘルニア」すぐに手術を勧める病院は症例経験が少ない恐れ
ワンちゃんに多い椎間板ヘルニアは、脊椎を構成する椎間板がズレて、神経の束である脊髄を圧迫する病気です。圧迫された部位が痛むほか、後ろ脚の脱力や起立不能などの症状が典型で、排尿が一時的にマヒすることも…
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「垂直跳び」「バンザイ抱っこ」がよくない 犬の椎間板ヘルニアは胴長じゃなくても発症する
今回は、椎間板ヘルニアについて説明します。ワンちゃんに多く、年齢を問わず発症するので、飼い主さんもご存じでしょう。その対応や、打撲や捻挫による腰痛などとの違いについてです。 椎間板は、背骨を…
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シニア犬の痛みが楽になる日課 脊椎症のしびれはドライヤーで軽減
今回は、シニアのワンちゃんの特徴的な症状についてです。次のような症状で心配されたことはないでしょうか。 ①足腰が弱くなり、お尻をすぐに落とすようになる。動きたがらなくなる(猫ちゃんでは高いとこ…
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シニア猫はご用心! 水をよく飲むのに排尿頻度変化ナシなら「腎機能低下」の可能性
前回、飲んだ水と尿の量をチェックすることの重要性、多飲多尿について説明しました。その2回目の今回は、特にシニア猫ちゃんの尿の濃さや臭い、飲んだ水の量についてです。 一般に飲んだ水の量が増える…
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ペットの「多飲多尿」は病気のサインかも? 水飲み器の残量で判断を
東京では、桜の開花が迫り、日中に外出すると汗ばむ日もあります。それでのどが渇いて、水を飲む。これは脱水を防ぐための正常な反応です。動物も気温が上がると、よく水を飲むようになります。 ところが…
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親切な動物病院選びの方法 ペットが元気な時に訪れて「雑談」で相性チェック
日刊ゲンダイご愛読の皆さま、はじめまして。地元の東京・世田谷区三軒茶屋で小さいながらも20年、動物病院を運営している「カーター動物病院」の院長片岡です。私もゲンダイさんの愛読者。縁あって、動物好きの…