「硫黄島上陸」酒井聡平著│著者自ら遺骨収集に参加する一方で、日米の機密文書を調査

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「硫黄島上陸」酒井聡平著

 太平洋戦争末期、米軍は日本本土爆撃を進めるため硫黄島に上陸。飛行場を死守しようとする日本軍と激突した。1945年2月19日から始まった戦闘は36日間に及び、日本軍2万3000人のうち生き残ったのはわずか1000人ほどだった。

 著者は少年時代、戦死した祖父が硫黄島守備隊と共に小笠原諸島の防衛を担う部隊に所属していたことを知る。長じて新聞記者になり、長年硫黄島での遺骨収集事業に携わる三浦氏と出会い、硫黄島で玉砕した2万人を超える戦没者のうち1万人の遺骨が今なお島内に残されていることを知る。

 その理由を解き明かすために民間人の上陸が禁じられている硫黄島に4度上陸。自ら遺骨収集に参加する一方で、日米の機密文書を調査して衝撃の結果を伝える迫真のノンフィクション。

(講談社 935円)

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