布団を「干して叩けば安心」の誤解…秋のせきや鼻水を防ぐ“ダニ対策”、掃除機は何秒かけるべき?
秋になり、朝のくしゃみや鼻水が気になり始めたS男さん(46歳)。「季節の変わり目だから風邪だろう」と思っていたが、布団に入るとせきも出る。休日には布団を天日干しし、念入りにたたいているだけに、「寝具は清潔なはずなのに」と首をかしげていた。
あまり知られていないが、秋のせきや鼻水には、室内のダニが関係していることがある。この場合、布団を干してたたくだけでは、アレルギーの原因を十分に取り除けないのだ。
■「干す」「たたく」だけでは不十分
家の中に多いチリダニは、高温多湿の環境を好み、人のフケやアカなどをエサに増える。人を刺すダニとは異なるが、フンや死骸などがアレルギーの原因物質となり、鼻炎やぜんそくの症状を引き起こすことがある。
夏に増えたダニのフンや死骸は、気温が下がっても寝具やカーペットに残る。秋になって生きたダニが減ったとしても、安心とはいえない。収納していた毛布や布団を使い始めるときも、事前のケアが大切だ。
天日干しは布団の湿気を減らすのに役立つ。しかし、日光に当てても内部のダニまで死滅し、フンや死骸もなくなるわけではない。
さらに、強くたたくと逆効果になることがある。内部のフンや死骸などが細かくなって表面に浮き出る可能性があるのだ。そのまま使えば、寝返りなどで舞った原因物質を吸い込むおそれがある。「ほこりが出なくなるまでたたく」という習慣は見直したい。
大切なのは、乾燥させることに加え、残った原因物質を取り除くこと。布団乾燥機でダニ対策をした場合も、最後の掃除を省かないようにしよう。


















