「低金利だから」と借りた奨学金が…卒業時には金利6.6倍、返済総額「128万円増」の衝撃
9月に日本銀行の政策金利が1.25%程度に引き上げられた。日銀は経済・物価情勢に応じて今後も政策金利を引き上げる方針を示しており、長く続いた超低金利政策は転換点を迎えたと考えてよい。
金利が上昇する悪影響は、住宅金利の変動ローンだけではない。公的な奨学金システムを担う日本学生支援機構における有利子の利息を上乗せして返す「第二種奨学金」の返済負担が重くなっていく。奨学金を借り始める入学時が低金利であっても、第二種奨学金の利率は貸与終了時に決まるため、その時点で金利が上昇していれば、その影響を受けるからだ。
有利子の第二種は、無利子の第一種に比べて家計基準などが緩やかで、より幅広い学生が対象となる。文部科学省の2026年度概算要求では、貸与人員は68万6000人を見込んでいる。金利上昇は、第二種奨学金の返済負担にも表れている。奨学金を申し込んだ時期は低金利だったのに、4~5年後の貸与終了時には金利が上昇し、それが適用利率に反映される。低金利だった時期と比べて毎月の返済額が5000円近く増えるケースもある。

















