「ライブに人がいない」“売れないアイドル”が1447万表示の大バズり…活動10年目に海外ファンまで生んだ自虐SNS
“カッコ悪い姿”を投稿したらインプ増
注目を集めたのは、華やかなアイドル姿ではない。むしろ、その逆だった。ライブ会場で自分の物販だけ人がいなくなった様子や、路上で配ったフライヤーを目の前で破られた出来事など、普通なら隠したくなるような“カッコ悪い姿”を投稿したのだ。
「全部、実際にあった話です。今まではカッコ悪いところを見せないようにしていました。でも、実際にあったことを書くようになったら数字が伸びました」
投稿の中には、実に1447万インプレッションを記録したものもあった。もちろん、注目と同時にアンチも増える。
「『整形しろ』『ブス』『お前じゃ無理だ』『アイドル辞めろ』とか。コメントを読んでいたら呼吸が荒くなって、スマホを置きました」
それでも、SNSで自虐的な姿をさらしたことが、思わぬ形で誰かの背中を押すことにつながった。
「『あの動画を見て元気をもらった』『自分も大変だけど頑張っているから勇気をもらえた』と言ってもらえるようになりました」
10年目にして、ようやく世間に見つかった「のうさぎゆん」。今では海外からも「勇気をもらった」というメッセージが届く。次なる目標は、静岡でのさらなる飛躍だ。
「よくライブをしている静岡の駅地下を人でいっぱいにしたい。お世話になったライブハウスもお客さんでいっぱいにして、恩返ししたい。テレビやラジオにも出たいです。もっと活動を広げて、世界中を元気に、笑顔にしたい」
“売れないアイドル”を自虐ネタに変え、10年目にして世界へと発信し始めた。のうさぎゆんのアイドル人生は、ここからが本番なのかもしれない。
(取材・文=三浦徹/ライター)
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