中日「桑田真澄監督」誕生の最大障壁はナゴヤの地元愛…落合博満氏以上の“完全外様”は歓迎されるのか
「中日の監督は伝統的に、地元スポンサーや有力企業を回って挨拶し、後援者との関係を築く“営業マン”的な役割まで求められてきた。星野仙一、高木守道両監督らが地元財界と密接な関係を築いたのに対し、落合氏は『野球で結果を出す』ことを重視。こうした慣例と距離を置き、スポンサーとの関係が冷え込んだのは確かです」(地元財界関係者)
かつて、「名古屋人と日本人」(草思社刊)など、名古屋人の県民性を記した著作を多数持つ岩中祥史氏(エディットハウス代表、ノンフィクション作家)は、結果を重視した落合監督について、日刊ゲンダイの取材にこう語っていた。
「名古屋人は保守的で堅実ですから、冒険はしないし、よそから来たものや先進的なものにはなかなか手を出さない。落合監督は地味で、玄人が好むタイプ。時に大胆な采配もある。それに秋田県出身で、中日OBではあるけれど、外様的な要素が強いので、中日ではあまり歓迎されないわけです」
桑田氏の就任へのハードルの高さは落合氏以上かもしれない。そもそも中部地方に縁が薄く、大阪出身で巨人のスターだった人物が、ファン、OB、地元財界に受け入れられるのか。
もっとも、中日は今季で6年連続Bクラス。ネット上では「次の監督はOBにこだわらず実績重視で」との声もある。「桑田監督」が実現するかどうかは、球団と竜党に根付く“地元志向”からどこまで脱却できるかにも、かかっている──。


















