中日
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気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った
俺が若手の頃、星野仙一監督から最も「愛のムチ」を受けていたのは捕手の中村武志さんだったと思う。2年先輩で、俺が入団したときはすでに正捕手候補として一軍でプレーしていた。 同じ捕手では太刀打ちできない存在。ライバルという立場に...
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今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに
俺が長く仕えた星野仙一監督はまさに「闘将」だった。試合中、劣勢の展開になるとベンチを蹴飛ばし、選手を怒鳴りつける。試合に勝っても、選手が不甲斐ないプレーをすれば、監督室に呼び出し、鉄拳が飛ぶのは日常茶飯事だった。 今の時代で...
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(1)身内すらも“監視し欺く”情報統制…機密流出犯には厳罰、まるで落合博満監督のよう
甲子園のマウンド付近で5度、宙を舞った。7日の広島戦に勝利し、NPB史上最速優勝を決めた阪神の藤川球児監督(45)。指導者経験ゼロから就任し、1年目にして2位以下に大差をつけて2年ぶり7度目の戴冠を果たした。テレビインタビューで笑顔...
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阪神の独走を許したセ球団5監督の“敗者の弁”…巨人阿部監督は「CSでやり返す」
阪神に史上最速優勝を許したセ・リーグ5球団は、情けなかった。 2位の巨人以下、すべてが借金生活という異常事態。CS廃止論まで出る中、眼前で藤川監督の胴上げを見ることになった広島の新井貴浩監督(48)は試合前から炎上した。 ...
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巨人&阪神がビビる「中日Aクラス浮上」…両球団に五分の成績、2位フィニッシュまである不気味
2位を死守したい巨人は5日の中日戦で、先発の柳に6回4安打無失点に抑えられるなど、0-1で敗れた。 優勝マジックを3とした阪神の2年ぶりのリーグ優勝が迫る中、2位の巨人から4位に浮上した中日まで3ゲーム差の大混戦。CSファイ...
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星野監督は中村武志さんを張り倒した直後、3ランを打った隣の俺にも鉄拳制裁…メチャクチャ痛かった
一軍デビューを果たしたプロ3年目は20試合に出場したものの、本塁打はゼロ。しかも、その数少ない一軍戦で屈辱を味わった。 1989年10月15日の広島戦(広島市民球場)で上原晃(沖縄水産高↓87年ドラフト3位)と先発バッテリー...
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中日“DeNA藤浪晋太郎対策”のお粗末…左打者8人ズラリの消極采配で日本復帰後の初勝利献上
どうぞウチの打者を打ち取ってください──DeNAの藤浪晋太郎(31)にすれば、そう言われたような心境だったのではないか。 31日、中日は今季2度目となる藤浪との対戦に、またもスタメン9人中8人を左打者で固める極端なオーダー。...
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中日もうDeNA藤浪を責められない皮肉…仲地礼亜が頭部危険球で“ブーメラン”な一発退場
その瞬間、両軍の首脳陣、選手の顔面が蒼白となった。 昨28日のヤクルト戦で、中日の仲地礼亜(24)がまさかの背信投球だ。 三回2死一、二塁の場面、146キロの抜けた速球が北村の頭部めがけて一直線。直撃を食らった北村は...
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理由はもちろん星野監督…一軍昇格の知らせに「うわ、最悪だ」が先立った
「一軍」という場所はプロ3年目まで縁がなかった。2年目の1988年にはチームがリーグ優勝したけれど、「まったくの他人事」という感覚。優勝した実感がないどころか、自分にとっては何の関係もない出来事のひとつでしかなかった。 10月...
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キャッスルで結婚式を挙げるはずが…「派閥の親分」の一言で断念、ヒルトンになった
かつて中日には「派閥」があった。俺が「親分」として慕っていたのは沢村賞投手の小松辰雄さんだ。 プロ2年目で二軍暮らしだった俺は、故障で二軍調整中だった小松さんからキャッチボールの相手を頼まれた。 そうそう、俺はプロ1...
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「掟」を破ってナゴヤ球場に外車で乗りつけたら「小松の親分」にコッテリ絞られた
俺が本格的に寮生活を始めたのはプロ2年目から。というのも、ルーキーイヤーは米国とドミニカ共和国の野球留学に費やし、ほとんど日本にいなかったからだ。 最初は名古屋市中村区にあった寮に入った。木の看板で「中日ドラゴンズ合宿所」...
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地獄の浜松キャンプでは自分の脇腹負傷にガッツポーズ、束の間の休息が本当に嬉しかった
1987年の秋に経験した地獄の浜松キャンプでは、「入団5年目以内の選手は全員、球場から宿舎まで走って帰る」というルールがあった。先輩はバスに乗れたが、若手はバスを禁じられたのだ。 浜松市営球場から宿舎のグランドホテル浜松まで...
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DeNA藤浪晋太郎がマウンド外で大炎上!中日関係者が激怒した“意固地”は筋金入り
DeNAの藤浪晋太郎(31)が炎上している。 日本球界復帰後の一軍初登板となった17日の中日戦は5回1失点。四球はわずか1個で、問題視される制球難が影を潜める好投だった。炎上はマウンド上ではなく、ネット上の話である。 ...
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中日が“敵に塩を送る”腰抜け采配…DeNA藤浪晋太郎対策に「左打者9人スタメン」で敗戦の愚
17日のDeNA戦、両チームのスタメンが発表されるとスタンドがにわかにザワついた。中日が1番の岡林から9番の土田まで、左打者9人をズラリと並べる異例のオーダーを組んだのだ。 この日のDeNA先発は日本球界に復帰して以降、初の...
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さらなる地獄だったあの日々、痛みを訴えた脇の下のビー玉サイズのシコリをギュッと握りつぶされて…
1987年秋、ドミニカ共和国への留学を終え、ようやく日本へ帰国した。ルーキーイヤーのすべてを米国とドミニカで過ごし、二軍の試合に一度も出ないままプロ1年目のシーズンが終わった。 帰国してまもなく、さらなる「地獄」が待っていた...
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中日・中田翔が引退決断、近日中に正式発表へ
中日の中田翔(36)が今季限りでの現役引退を決断した。近日中にも会見を開いて正式に発表する見込み。 大阪桐蔭高から2007年高校生ドラフト1巡目で日本ハムに入団。3度(14、16、20年)の打点王を獲得したが、21年には後輩...
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プロ1年目ドジャース野球留学の内幕…現地生活を大いに満喫した一方、試合には全く出られなかった
1987年、中日に入団してすぐの春季キャンプ中に星野仙一監督から命じられた米国への野球留学。滞在先のフロリダで球団が借りてくれた立派なコンドミニアムにはキッチンもついていたが、食事はもっぱら外食。一緒に留学していた荒川哲男(ドラフト...
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中日ドラ1ルーキー金丸夢斗が待望のプロ初勝利!10試合目で“1.11”の無援護地獄からようやく解放
長かった。 中日のドラフト1位左腕、金丸夢斗(22=関大)が昨7日の阪神戦に先発して8回6安打3失点。今季10試合目の登板にして、待望のプロ初勝利を挙げた。 5月5日のプロ初登板で6回2失点と好投しながら、黒星デビュ...
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立浪和義の「白米禁止令」は星野仙一イズムの継承だろう…かつては自身も大目玉を食らっていた
立浪和義が監督を務めた2022年から24年までの3年間を振り返ると、チームに活気や明るさが欠けていたといわざるを得ない。 23年8月にはバンテリンドームの食堂から白米が消えたと騒ぎになった。食堂に貼られた紙には、「お米」の部...
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オレが立浪和義にコンプレックスを抱いた深層…現役時代は一度も食事したことがなかった
スター選手だった立浪和義は、星野仙一監督から特別扱いを受けていた。監督自身がクジで引き当てたこともあり、お気に入りの選手だった。俺への接し方とは、態度や言葉の言い回し、全てが違った。 星野監督2次政権時の1999年の夏のこと...
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“二軍とほぼ無縁”立浪前中日監督にはスーパースターゆえの苦労があったと思う
最近はプロでそこまで実績やキャリアがない人でも監督になれるようになった。今の12球団を見渡しても、楽天の三木肇、オリックスの岸田護のように、必ずしもスター選手ではなかった指導者が一軍監督を務めている。 「名選手、名監督にあらず...
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中日についてオレが思うことを言っちゃおう。一向に補強もせず、本当に勝ちたいのだろうか
井上一樹監督とは現役時代、苦楽を共にしてきた。グラウンドの外では「タケニイ」「カズキ」の仲。もちろんプロ野球の監督としてリスペクトしている。間違っても球場で「おお、カズキ」なんて言っちゃあいけない。そこは「監督!」と挨拶しなくちゃ。...
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【新連載】現中日監督の井上一樹が「付き人」に間違えられ…一般人に激怒した夜
「タケニイ」 今季から中日の監督になった井上一樹はオレのことをそう呼ぶ。 若い頃、ずっと二軍で同じ釜の飯を食ってきた3つ下の後輩。カズキは投手として入団してきたこともあり、捕手だったオレとバッテリーを組んだこともあった...
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中日・佐藤龍世 ネックレス封印→即解禁の本領発揮で「気持ちよかったでーす!」
一塁キャンバス上で大喜びである。 交流戦期間中に西武からトレード移籍した中日の佐藤龍世(28)が、27日の広島戦で移籍後初適時打を放つなど、2安打1打点、1盗塁の活躍でチームの勝利に貢献した。 問題児の面目躍如である...
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中日34歳遅咲き左腕・松葉貴大が国内FA市場の目玉に急浮上…年俸5000万円のお手頃価格
「自分らしい投球ができました」 中日のベテラン左腕がお立ち台でこう言って胸を張った。 22日の日本ハム戦に先発した松葉貴大(34)が7回5安打1失点の好投でリーグ最多タイの7勝目(4敗)を挙げた。 「球は遅いです...
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中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋
まさに電撃である。 中日は昨15日、西武の佐藤龍世(28)を金銭トレードで獲得した。 佐藤は強いライナー性の打球を飛ばすパワーヒッター。三塁を主とした内野守備も評価が高い。 その一方、素行に問題アリ。入団2年...
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中日ドラ1左腕・金丸またもプロ初勝利ならず…「3試合でわずか2点」無援護地獄で募る不安
また見殺しだ。 27日のヤクルト戦に先発した中日のドラフト1位左腕・金丸夢斗(22=関大)が6回を3安打1失点に封じる好投を見せながら、例によって打線が七回までゼロ行進。3試合目の登板で防御率を1.50まで良化させたルーキー...
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高卒新人で初登板ノーノー達成 元中日・近藤真市さんは部員120人の大学野球部監督になっていた
石原裕次郎が52歳で亡くなったり、朝日新聞阪神支局が襲撃された1987(昭和62)年。8月9日、ナゴヤ球場は異様な興奮と大歓声に包まれ、テレビの前のアンチ巨人は狂喜乱舞した。初登板の高卒ルーキーが、ナント読売巨人軍を相手にノーヒット...
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中日・根尾昂は今度こそ一軍に定着できるのか?「他球団に入っていれば今頃は…」の声も
バンテリンドームが騒然とした。 6日のDeNA戦で0-3の七回から登板した根尾昂(25)が大阪桐蔭の後輩・松尾に投じた2球目の直球が、自己最速の155キロをマークしたのだ。 この日は先発した涌井が自己最速タイの152...
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中日井上監督を悩ます「25歳の代打屋」ブライト健太の起用法…「スタメンでは使いにくい」の指摘も
中日の井上新監督の本音は「良かった。でも、困った」ではないか。 昨6日、ブライト健太(25)が、「2番・左翼」で今季初となるスタメン出場。初回に四球を選び、その後の連続適時打へとつなげると、5-5と同点の七回には左翼に勝ち越...