阪神が佐藤輝明のメジャー流出に備え“金満補強”か…吉田正尚、元MVPゴールドシュミットら浮上
球団史上初のリーグ連覇を果たした藤川阪神が、今オフは思い切った補強に動くかもしれない。
阪神の粟井一夫球団社長はFA補強について、「まったく否定していない」と明言。「可能性がある選手がいれば、全ていったん検討はします」としたうえで、2027年からセ・リーグでもDH制が始まることを踏まえ、「外国人打者の補強は絶対にしたい」と明言した。近年の阪神はドラフトと育成を軸にチームづくりを進め、FA補強は18年オフの西勇輝が最後。球団トップが補強に関してここまで踏み込むのは珍しい。
積極補強をブチ上げられるだけの資金はある。球団と甲子園球場などを含む親会社・阪急阪神ホールディングスの「スポーツ事業」は2026年3月期、124億円もの営業利益を叩き出した(甲子園球場単体の数字は非公表)。昨季は2年ぶりのリーグ優勝を果たし、前年から23億円の増益に。連覇を達成した今季も莫大な利益を得るのは間違いない。
ちなみに、12球団屈指の金満球団といわれるソフトバンクは、球団とみずほPayPayドームなどを抱える「球団プラス球場」の一体型経営で26年2月期の営業利益は79億7800万円。阪神とは事業範囲が同じではないため単純比較はできないが、数字上では阪神側が約44億円も上回っており、収益規模は12球団屈指だともっぱらだ。
これに大きく寄与しているのが甲子園の集客力だ。NPBの5日現在の集計で観客総数は287万639人(京セラドーム開催分を含む)。1試合平均4万1603人は巨人の3万9762人、ソフトバンクの3万9047人を上回って12球団トップ。4万人を超える虎党が連日のようにスタンドを埋めれば、入場料や飲食、グッズ、広告収入にもつながる。
5日には、数々の経済効果を算出してきた関大名誉教授の宮本勝浩氏が、今季の阪神優勝による経済効果を全国で約1051億円と算出。直接効果(観客消費やグッズ、広告・放映権など)だけでも約476億円に上るという。
そこで気になるのが、5日現在、打率.311、39本塁打、105打点で自身初の三冠王が濃厚となっている佐藤輝明(27)の去就だ。かねてメジャー志向を公言しており、米ESPNのジェフ・パッサン記者は9月、佐藤が11月初旬にポスティングされる見込みだと報じた。
不動の4番が海を渡るとなれば、その穴は大きく、野手の補強は待ったなしだ。
球団トップが大型補強に踏み込む発言をし、それだけの資金力もあるとなれば、国内外から相応の大物を獲得しても不思議ではない。国内FA権を取得した野手では、ともに三塁を守れる広島の坂倉将吾(28)、オリックスの宗佑磨(30)が候補に挙がる。坂倉の本職は捕手だが、今季は三塁で66試合に出場。宗も長年、オリックスの正三塁手を務めてきた。


















