心臓病
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マラソンで命落とすことも…ランナーの事故と対策を知る
3月3日の東京マラソンをはじめ、多くのマラソン大会が開催される季節がやってきた。毎日走ってきた中高年のなかには参加予定の人も大勢いるはずだ。しかし、レース前にはキチンとした健康診断を受けた方がいい。初心者はもちろん、ベテランランナー...
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市原悦子さん急逝 心不全は安静から「リハビリ」の時代へ
寒さのせいか、心不全による悲劇が相次いでいる。今月4日にSF作家の横田順彌さん(享年73)が亡くなった翌日は、旅行ジャーナリストの兼高かおるさん(享年90)が他界。12日には、女優の市原悦子さん(享年82)が帰らぬ人に。市原さんは、...
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安静時の「異常なし」は要注意 心電図検査の“盲点”を知る
ドアノブをつかもうとしたら、静電気が……。体に電気が通るように、人間の体は電気が重要な役割を担っています。脳からの指令も神経を通って電気が伝え、心臓の動きは電気に支配されているのです。 心臓の動きを電気的に記録する検査が心電...
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薬の進歩と適正使用がヒトの寿命を30年延ばした大きな要因
抗凝固剤、コレステロール降下剤、降圧剤と、心臓疾患と関わりの深い代表的な薬についてお話ししてきました。それぞれ高価な新しいタイプの薬が登場していることで、「薬代の負担が厳しいから古くても効果的な安い薬に変更したい」と考えている患者さ...
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降圧剤を自己判断で変更したり中止するのは危ない
心臓や血管にトラブルを抱える患者さんにとって、いちばん身近といってもいい薬が血圧を下げる「降圧剤」です。 70歳以上の2人に1人は降圧剤を飲んでいるといわれていますから、正しい付き合い方をしっかり確認しておくべきです。 ...
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抗凝固薬は古い薬と新しい薬では価格差が50倍もある
心血管疾患に対して使われるクスリの中で患者さんもよく耳にするのが「ワーファリン」でしょう。血液をサラサラにする抗凝固薬と呼ばれるクスリで、心筋梗塞や脳梗塞の予防のために古くから使われています。 ワーファリンは血液凝固因子の合...
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心臓弁膜症は自覚症状だけでなく生活制限にも目を向ける
有名な絵画、ムンクの「叫び」をモチーフにして心臓弁膜症の検査や受診を啓蒙する公共広告機構のキャンペーンCMが流されています。動悸、息切れ、胸痛といった弁膜症のサインとなる症状を分かりやすく伝える内容です。 高齢化や食生活の欧...
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心臓や脳に負担大 冬のトイレで“遭難”しないための5カ条
冬のトイレは危険がいっぱいだ。突然気を失い倒れてしまうことがあるからだ。いきんで排便しているときに心臓や脳の血管が詰まったり、破れたりすることもある。おしっこをしている途中に気を失うこともある。トイレの個室で気を失い、誰にも気づかれ...
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眉間のしわが深い人は心臓病リスクがアップするのは本当か
眉間のしわが深い人は心臓疾患で死亡するリスクがアップする――。そんな研究結果が報告されています。フランスの研究チームが約3000人の健康な成人を対象に額のしわを評価し、20年間にわたって追跡調査を実施。しわが深い人は、しわがなかった...
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食事と心臓疾患の関係 研究結果に右往左往してはいけない
このところ、心臓疾患と食事の関係についての研究が盛んに実施されています。最近では、カナダの研究チームが「乳製品の摂取が心臓疾患による死亡や発生リスクの低下に関連している」と報告しています。世界21カ国、約13万6000例を2003年...
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検査による予後予測から「予防的手術」を実施するケースも
遺伝子、血液、画像といった検査が進化したことで、「将来的にどんな病気になりやすいかどうか」がわかるようになってきました。がんや認知症などがよく知られていますが、心臓疾患についても、検査で将来の発症リスクがある程度わかります。 ...
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非侵襲的検査の進歩が心臓治療の新しいエビデンスをつくる
中~高リスクの心臓疾患があって心臓手術を待機している患者が、心臓以外の手術を受ける場合、術前に身体的負担がかからない非侵襲的な心臓検査を受けた方が1年生存率が改善され、入院期間も短縮される――。カナダの研究グループがそんな報告をして...