マラソンで命落とすことも…ランナーの事故と対策を知る

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 3月3日の東京マラソンをはじめ、多くのマラソン大会が開催される季節がやってきた。毎日走ってきた中高年のなかには参加予定の人も大勢いるはずだ。しかし、レース前にはキチンとした健康診断を受けた方がいい。初心者はもちろん、ベテランランナーでも思わぬ事故に遭いかねない。

 昨年11月下旬に行われた都内の市民マラソン大会。ゴール直後に40代半ばの男性が胸を押さえて倒れ込んだ。

 心肺停止状態のこの男性は「永岡クリニック」(東京・江東区)の永岡康志院長が心肺蘇生とAED(自動体外式除細動器)作動など適切な処置を行ったおかげで一命を取り留めた。しかし、迅速な対応がなされなければ、亡くなるか、重篤な後遺症が残った可能性が高かったという。

「この男性は中肉中背で持病はありませんでした。前回大会も完走し、日々トレーニングを積んでいて、今回もいつも通りに走っていたそうです」(永岡院長)

 後でわかったことだが健康にみえたこの男性には自身も知らない心尖部肥大型心筋症が潜んでいた。

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