「連合」が自民との連立は認めず…国民民主党・玉木代表に残された「次の一手」
公明党のまさかの連立離脱で激震走る永田町は自民高市と維新吉村が接近すれば、国民玉木がヘソを曲げ、その国民玉木にソデにされた立憲野田には党分裂の危機が迫る“猫の目”政局である。
週明けの首相指名選挙とその後の国会運営、選挙協力までを見据えて現時点の永田町を俯瞰すれば、①自民=維新+高市別動隊ともいえる参政、日本保守②国民民主=公明③立憲民主=共産の3極がせめぎ合う構図になりそうだ。
自民高市の連立相手の第1候補だった国民民主の玉木雄一郎代表は、支援組織の連合に“待った”をかけられ、あえなく撤退。自公連立の終焉で国民有権者に期待されていた戦後政治史に名を刻むチャンスを自ら手放してしまった。
「麻生さんを通じて早い段階から財務相入閣を打診され、本人はその気でしたが、連合もさることながら党内の、特に参院の伊藤孝恵国対委員長ら自称リベラルな女性議員は、立憲民主と同じで高市アレルギーが強く、ましてやグラドル不倫で負い目のある玉木としては踏み込んでも閣外協力がギリギリ。対決より政策と言いながら、次期衆院選に向け、公明創価学会との関係強化が得策との政局判断もあったでしょうね」(全国紙デスク)