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田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?

公開日: 更新日:

ラウール(Snow Man)

 STARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ事務所)で現在、圧倒的人気を誇るSnow Man。最年少メンバーのラウール(22)は現役の早大生だ。在籍しているのは人間科学部eスクール。2003年に設置された通信教育課程である。

「入学試験がなく、書類と面接によって合否が決まるので、入るのは簡単そうにみえるが、そこはやはり早稲田。想像以上にハードルが高い」と話すのは個別指導塾の経営者。高卒を対象としたコースの25年度の実質倍率は2.5~3.2倍だった。

「インターネットをフル活用したプログラムを組んでいるので、受け入れ人数を増やすことは可能だが、それだと水準が維持できない。早稲田ブランドを傷つける事態だけは避けなければならないというのが我々の共通認識だった」と明かすのは立ち上げに関わった早大元教授。その結果、通信教育機関としては非常に高いレベルが実現できたという。

 この難関を乗り越えたラウールについて「知識欲が旺盛で、それに見合った学力を持っている証拠」と推察するのは前出の塾経営者だ。ジャニーズ事務所に入ったのは東京・大田区の公立小学校6年の時。そこで浮かれることなく中学受験に臨み、日大第一に進んだ。

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