心臓病
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                         早歩きしたらちょっと息切れ…ただの運動不足? 心不全との関係は?Aさん(58歳男性)は管理職で、忙しい毎日を過ごしていました。職場の健康診断で高血圧や脂肪肝を指摘され、受診を勧められましたが、受診を先延ばしにしていました。一方で、自分でできることはしようと考え、ウオーキングを始めました。しかし、... 
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                         「心アミロイドーシス」の診断と治療は大きく進歩している「心アミロイドーシス」という病気をご存じでしょうか。 アミロイドという異常なタンパク質が全身のさまざまな臓器に沈着し、それぞれ機能障害を起こす病気を「アミロイドーシス」といい、それが心臓に起こったものが心アミロイドーシスです。... 
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                         「急性心筋梗塞」で女性の死亡率が高い理由と対策急性心筋梗塞の死亡率は男性よりも女性の方が高い──。そんな日本の研究報告があります。 東北大のチームが1985~2014年に宮城県内における心筋梗塞で入院した患者を性別や年代別に分析したところ、入院から30日以内の死亡率は、... 
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                         突然の胸痛、「ただの筋肉痛?」56歳男性を襲った心臓発作の見逃せないサインあなたは普段、胸痛(胸の痛み)を感じることはあるでしょうか。場所が場所なだけに、身構えてしまう部位だと思いますが、程度によっては病院に行くべきか悩みますよね。今回は絶対に見逃してはいけない胸の痛みと、心臓発作の兆候について医師の視点... 
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                         「甘い飲み物」が心臓の健康にとって大敵なのはどうしてか甘い飲み物は心臓病のリスクをアップさせる──。そんな研究結果が報告されています。 スウェーデンのルンド大学の研究チームが、約7万人のスウェーデンの男女を対象に、1997年から2009年にかけて食事とライフスタイルを調査し、脳... 
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                         夜は照明を消して真っ暗な環境で眠ることが心臓を守る夜に明るい光を浴びると心臓病リスクが大幅にアップする──。そんな研究結果が報告されています。 米国のハーバード大や豪州のフリンダース大などの研究チームが、英国の長期大規模健康調査「UKバイオバンク」に参加している約8万900... 
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                         「心臓周囲脂肪」は命に関わる心臓病リスクをアップさせる肝臓の病気だけでなく、心臓病や脳血管疾患など、さまざまな病気につながる「脂肪肝」という病態を耳にしたことがある人は多いでしょう。肝臓に中性脂肪が過剰に蓄積された状態を指し、食べ過ぎ、運動不足、高血糖や高コレステロールなどの生活習慣病... 
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                         帯状疱疹ワクチンが心臓病リスクを低下させるのはどうしてなのか今年4月から、帯状疱疹を予防するためのワクチンが「定期接種」になりました。今年度内に65歳になる人が対象で、接種費用が公費で補助されます。また、最初の5年間は70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳になる人、今年限りで101歳... 
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                         「排泄」をしっかりコントロールするためにはトレーニングが有効「トイレ」=「排泄」のトラブルは、心臓をはじめとした健康にとって大きなマイナスになると前回お話ししました。とりわけ、高齢者は身体機能の低下などによって排泄に不具合が生じやすくなるので、注意が必要です。排泄トラブルは大きなストレスになる... 
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                         「排泄トラブル」は心臓の健康にとって大きなマイナスになる「トイレ」=「排泄」は、心臓を含めたわれわれの健康に大きく関係しています。排便や排尿に不具合が生じると、食べたものの余剰分が腐敗した状態で体内に残ってしまうため、栄養素の吸収が不完全になったり、体内に炎症が起こって動脈硬化の要因になり... 
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                         感覚器と心臓(7)インプラント治療はしっかり吟味したうえで納得してから受ける口の中の環境は心臓と密接に関係していて、虫歯や歯周病、歯の欠損を放置していると、心臓トラブルを招きやすくなったり、健康寿命を縮めると前回お話ししました。 それを回避するためには日頃から口腔内ケアをしっかり実践し、虫歯や歯周病... 
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                         感覚器と心臓(6)歯と口の健康維持は心臓病の予防にとって重要歯を含めた口腔内の環境は、味覚、触覚、温度覚といった感覚に直結していて、心臓の健康と大きく関係しています。たとえば、虫歯を放置していると、虫歯菌が血管内に入り込み、心臓の弁など血液の乱流が起こっているところに付着し、巣くってしまいま... 
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                         感覚器と心臓(5)「難聴」がどれくらい進んだら補聴器の使用を検討するべきか「難聴」=「聞こえにくさ」は、心臓にとってマイナスに働き、健康寿命を縮める要因になると前回お話ししました。会話が聞き取れないことは大きなストレスになりますし、コミュニケーションがとりづらくなって孤独や社会的孤立が深まり、結果として心臓... 
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                         感覚器と心臓(4)「老人性難聴」は心臓を害して寿命を縮める高齢になると、音が聞こえにくくなる「難聴」を生じる人が多くなります。いわゆる「耳が遠い」と言われる状態で、「老人性難聴」とも呼ばれます。とりわけ高音域の聞こえが悪くなる特徴があり、会話の聞き取りに支障を来すケースも少なくありません。... 
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                         感覚器と心臓(3)「後発白内障」による視力低下は治療ですぐに改善できる心臓病をはじめさまざまな病気のリスクを低下させ健康寿命を延ばすためには、「白内障」に対する適切な治療が大切です。白内障は、目の中の水晶体が加齢とともに濁っていく病気で、視力低下や失明につながる危険がある病気です。 治療は手術... 
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                         感覚器と心臓(2)「白内障」による視力低下は健康寿命を縮める心臓を守り健康寿命を延ばすために、とりわけ高齢者は「目」や「耳」といった感覚器の機能低下を改善する取り組みが大切です。前回の緑内障に続いて、今回は高齢になると増える「白内障」についてお話しします。 白内障は、目の中でカメラの... 
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                         感覚器と心臓(1)「緑内障」をきちんと治療することが心臓を守る年を重ねるにしたがって、誰しも身体機能や筋力が衰えます。かくいう私も、数年前に白内障の手術を受けていますし、聴力検査を受けると左耳の高音領域で聴力低下を指摘されるようになってきています。 心臓を守ることも含め健康寿命を延ばす... 
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                         心臓病による合併症では「脳血管疾患」に最も注意している前回、心臓手術後の注意すべき合併症として急性腎障害を取り上げました。これ以外にも心臓手術における合併症はいくつもありますが、中でも一番気を付けているのは、脳梗塞や脳出血などの脳血管疾患です。 心臓手術によってそれらの合併症を... 
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                         心臓の手術後はなぜ「急性腎障害」が発症しやすくなるのか心臓手術では、さまざまな合併症に注意しなければなりません。そのうち、比較的頻度の高い術後の重篤な合併症が「急性腎障害」です。かつては急性腎不全と呼ばれていた疾患です。 数時間~数日の間に急激に腎機能が低下して、尿から老廃物を... 
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                         「心不全」は感覚器の障害につながる…就労継続には理解が必要心臓病を発症した場合、7割近い人が「働き続けるのが難しい」と感じている調査結果があることから、治療と仕事の両立を支援する環境整備が大切だと前回お話ししました。超高齢社会の日本では「心不全パンデミック」が懸念されているだけになおさらで... 
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                         心臓病を発症しても仕事を続けたい…どのような整備が必要か心臓病を発症しても、適切な治療を受けて日常生活に戻り、心機能に大きな問題がないことから復職している患者さんはたくさんいらっしゃいます。 しかし一方で、心臓病があることで「働き続けるのが難しい」と感じている人が約7割にのぼると... 
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                         「足」のトラブルは心臓病を見つける重要なサインになる「足」のトラブルは心臓病の早期発見にとって重要なサインになります。痛み、しびれ、むくみ、腫れ、血管が浮き出るなどの外見上の変化、さらには上肢と下肢の血圧差など、自覚症状だけでなく検査や診察をすることで、心臓と血管について多くの情報がわ... 
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                         「速歩き」は心臓の健康にとってプラスになる…発症と死亡リスク低下「歩く」=「ウオーキング」は心臓病をはじめとしたさまざまな病気のリスクを低下させ、健康寿命を延ばす──。この事実はこれまで数々の研究で明らかになっていて、一般にも広く知られています。 たとえば、2020年に米国で報告された研究... 
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                         「肺高血圧症」は心臓の問題が原因になっているケースがある今年2月、プロ野球・東京ヤクルトスワローズの名物マスコット「つば九郎」の担当スタッフが、「肺高血圧症」で亡くなったという突然の訃報が伝えられました。 肺高血圧症とは、心臓から肺に血液を送る肺動脈の血液の流れが悪くなり、肺動脈... 
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                         「心臓粘液腫」は手術でしっかり取り切れば大きな心配はない「粘液腫」という心臓にできる腫瘍があります。心臓を構成する組織から発生する特殊な腫瘍で、心臓腫瘍全体の30~40%を占めています。肉腫のような悪性=がんではなく、良性なので腫瘍そのものは命を脅かすものではありません。 しかし、... 
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                         「クローン技術」は再生医療の明るい未来になりえるのかiPS細胞を使って心臓という臓器を作り出すのは限りなく難しい--。そう前回お話ししました。未分化細胞であるiPS細胞は体のどんな臓器にもなることができるのは間違いないのですが、1種類の細胞から構成されているわけではなく、さまざまな機... 
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                         iPS細胞で心臓そのものをつくり出すのは極めてハードルが高い4月13日に開幕する大阪・関西万博で、最新の医療技術を紹介するパビリオンを計画しているパソナグループは、iPS細胞からつくった「ミニ心臓」を展示の目玉にするといいます。大阪大学の澤芳樹特任教授などのグループがiPS細胞からつくった心... 
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                         体内に設置する「医療材料」は人工物だと限界がある前回、「伸びる心血管修復パッチ」についてお話ししました。生まれつき心臓や血管の構造に異常がある先天性心疾患の子供の手術で、欠損部分の修復や補強、狭窄した血管の拡張などのために使用するパッチです。使用する糸の種類や構造などを工夫して、... 
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                         「伸びる心血管修復パッチ」はどれくらい画期的なのか昨年、心臓や血管の修復に使用する新たな合成心血管パッチが登場し、注目されています。生まれつき心臓や血管の構造に異常がある先天性心疾患の子供の手術で、心臓・血管の修復や補強、拡張などのために使用する部分補填材=パッチです。ファロー四徴... 
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                         新型コロナ後遺症で現れる心臓の症状への適切な対処法新型コロナウイルス感染症が「5類」に移行してからもうすぐ2年になります。5類感染症とは、感染症法での分類のうち、感染力や重篤性などに基づく総合的な観点からみた危険性が最も低いとされるものが該当します。 たしかに、ワクチンの普... 

 
                             
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                     
                     
                     
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
                                 
         
         
         
         
         
         
        