心臓病
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「CT」と「MRI」の進化によりカラー動画でリアルに心臓を観察できる
進化している心臓の画像検査は、前回お話しした心臓エコー検査だけではありません。「CT」や「MRI」も劇的に進歩しています。 CTとは、X線を発生させるX線管球が体の周りを回転して360度方向から画像を撮影し、コンピューター解...
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「心臓エコー検査」だけで治療方針を決定できるようになった
前回、心電図検査の機器の進歩についてお話ししました。中でも24時間以上の長期にわたり連続でチェックできるホルター心電図の進歩により、最悪の場合、命に関わるような心臓トラブルを発見しやすくなってきています。 ただ、後天的な心臓...
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「ホルター心電図」の進化で命に関わる心臓トラブルを発見しやすくなった
新年度が始まり、春の健康診断シーズンを迎えました。一般的な健診や人間ドックで行われている検査もそうですが、心臓を守るためのさまざまな検査もそれぞれ大きく進化しています。 まず挙げられるのが「心電図検査」です。一般的な健診で実...
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食事と運動で「フレイル」を予防して心臓を守る
加齢によって心身の活力が低下する「フレイル(虚弱)」は、心機能を低下させて心不全をはじめとした心臓病の予後を悪くすると、前回お話ししました。 フレイルによって全身の筋肉量が減少すると血圧の調節力が低下し、脳をはじめとする重要...
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「フレイル」は心機能を低下させて心臓病の予後を悪くする
世界で最も高齢化が進んでいる日本で、深刻な課題になっているのが「フレイル(虚弱)」です。加齢により心身の活力が低下して健康障害を起こしやすくなった状態で、要介護の一歩手前の状態をいいます。 フレイルにはさまざまな要因があり、...
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若手医師を公的組織が管理するシステムが「外科医偏在」を解消する
日本の「外科医不足」を解消するためには医療制度の改革が必要──。前回、そうお話ししました。 日本の全体の医師数は2024年末に34万7772人と過去最多になりましたが、「外科医」は減少傾向にあります。約2000人台をキープし...
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日本の「外科医不足」の解消は医療制度の改革が必要
心臓血管外科医療が「医師不足」という危機に直面しており、今まさに持続困難な状況に追い込まれつつある──。昨年12月、日本循環器学会はこんな内容の声明を発表しました。 日本の医師数は、2008年度以降の医学部の定員拡大などによ...
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寒い冬に心臓を守るには「動悸」を意識する
心筋梗塞、大動脈解離、不整脈、脳卒中……心臓血管疾患のリスクがアップする寒い冬に心臓を守るため、注意すべき症状として「動悸」も挙げられます。 動悸とは、自分の心臓の拍動を普段よりも強く感じたり、速くあるいは遅く感じたり、不規...
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「立ちくらみ」は心臓トラブルの重大なサインになる
2月に入り、ぐっと冷え込む寒い日が続いています。これまで何度かお話ししてきたように、寒さは心臓にとって大敵です。気温が低い環境では、血管が収縮して血圧が上昇したり、血栓ができやすくなって、心筋梗塞、大動脈解離、不整脈、脳卒中といった...
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致死性不整脈に対する「放射線治療」の期待と課題
重度の致死性不整脈に対し、「放射線治療が有効な選択肢」とする米国の研究が発表されています。 ワシントン大学の研究チームが心室性頻拍に対する心臓放射線治療と標準的なカテーテルアブレーション治療を直接比較した後ろ向き解析の結果、...
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心肥大と心拡大…心臓の大きさはトラブルを見つける重要な指標
一般的にはあまり重視されていない印象ですが、心臓の健康を守るうえで重要な指標になるのが「心臓の大きさ」です。心臓が大きくなってくると、たとえ症状が現れていないとしても、なんらかの心臓トラブルが隠れているケースが多いのです。 ...
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ますます広がる「カテーテル治療」で懸念される問題点
前回、日本初となる三尖弁閉鎖不全による逆流に対するカテーテル治療用デバイスが登場したことについて取り上げました。 これで、大動脈弁、僧帽弁、肺動脈弁、三尖弁と、心臓にある4つの弁すべてがカテーテル治療の対象になることになりま...
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「三尖弁閉鎖不全」に対するカテーテル治療の期待と課題
今年7月、米アボット・ラボラトリーズの日本法人が、日本初となる三尖弁の閉鎖不全による逆流に対するカテーテル治療用デバイスの製造販売承認を取得したことが発表され、2026年の春には国内での販売がスタートする予定だといいます。 ...
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「無症候性心筋虚血」のリスクがある人は冠動脈の画像検査を受けておく
前回お話ししたように、「無症候性心筋虚血」は胸痛などの自覚症状はないものの、一定の運動負荷がかかると心筋への血流が不十分になる病態です。 診断が遅れると心筋梗塞や心不全につながるリスクがあります。 一般的には、神経障...
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「無症候性心筋虚血」はいきなり心臓突然死を招く危険あり
今年5月、91歳の上皇陛下が心臓の検査を受けるために東京大学医学部付属病院に入院し、「無症候性心筋虚血」と診断されました。胸痛などの自覚症状はないものの、一定の運動負荷がかかると心筋への血流が不十分になる病態で、見逃されて診断が遅れ...
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「洞不全症候群」はペースメーカー治療で劇的な回復が期待できる
今年9月、歌手の美川憲一さん(79)が「洞不全症候群」によりペースメーカーを埋め込む手術を受けました。 術後の経過は順調だったそうですが、「ペースメーカーが安定して固着するまでにもう少し時間がかかること、また入院による体力、...
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早歩きしたらちょっと息切れ…ただの運動不足? 心不全との関係は?
Aさん(58歳男性)は管理職で、忙しい毎日を過ごしていました。職場の健康診断で高血圧や脂肪肝を指摘され、受診を勧められましたが、受診を先延ばしにしていました。一方で、自分でできることはしようと考え、ウオーキングを始めました。しかし、...
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「心アミロイドーシス」の診断と治療は大きく進歩している
「心アミロイドーシス」という病気をご存じでしょうか。 アミロイドという異常なタンパク質が全身のさまざまな臓器に沈着し、それぞれ機能障害を起こす病気を「アミロイドーシス」といい、それが心臓に起こったものが心アミロイドーシスです。...
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「急性心筋梗塞」で女性の死亡率が高い理由と対策
急性心筋梗塞の死亡率は男性よりも女性の方が高い──。そんな日本の研究報告があります。 東北大のチームが1985~2014年に宮城県内における心筋梗塞で入院した患者を性別や年代別に分析したところ、入院から30日以内の死亡率は、...
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突然の胸痛、「ただの筋肉痛?」56歳男性を襲った心臓発作の見逃せないサイン
あなたは普段、胸痛(胸の痛み)を感じることはあるでしょうか。場所が場所なだけに、身構えてしまう部位だと思いますが、程度によっては病院に行くべきか悩みますよね。今回は絶対に見逃してはいけない胸の痛みと、心臓発作の兆候について医師の視点...
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「甘い飲み物」が心臓の健康にとって大敵なのはどうしてか
甘い飲み物は心臓病のリスクをアップさせる──。そんな研究結果が報告されています。 スウェーデンのルンド大学の研究チームが、約7万人のスウェーデンの男女を対象に、1997年から2009年にかけて食事とライフスタイルを調査し、脳...
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夜は照明を消して真っ暗な環境で眠ることが心臓を守る
夜に明るい光を浴びると心臓病リスクが大幅にアップする──。そんな研究結果が報告されています。 米国のハーバード大や豪州のフリンダース大などの研究チームが、英国の長期大規模健康調査「UKバイオバンク」に参加している約8万900...
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「心臓周囲脂肪」は命に関わる心臓病リスクをアップさせる
肝臓の病気だけでなく、心臓病や脳血管疾患など、さまざまな病気につながる「脂肪肝」という病態を耳にしたことがある人は多いでしょう。肝臓に中性脂肪が過剰に蓄積された状態を指し、食べ過ぎ、運動不足、高血糖や高コレステロールなどの生活習慣病...
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帯状疱疹ワクチンが心臓病リスクを低下させるのはどうしてなのか
今年4月から、帯状疱疹を予防するためのワクチンが「定期接種」になりました。今年度内に65歳になる人が対象で、接種費用が公費で補助されます。また、最初の5年間は70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳になる人、今年限りで101歳...
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「排泄」をしっかりコントロールするためにはトレーニングが有効
「トイレ」=「排泄」のトラブルは、心臓をはじめとした健康にとって大きなマイナスになると前回お話ししました。とりわけ、高齢者は身体機能の低下などによって排泄に不具合が生じやすくなるので、注意が必要です。排泄トラブルは大きなストレスになる...
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「排泄トラブル」は心臓の健康にとって大きなマイナスになる
「トイレ」=「排泄」は、心臓を含めたわれわれの健康に大きく関係しています。排便や排尿に不具合が生じると、食べたものの余剰分が腐敗した状態で体内に残ってしまうため、栄養素の吸収が不完全になったり、体内に炎症が起こって動脈硬化の要因になり...
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感覚器と心臓(7)インプラント治療はしっかり吟味したうえで納得してから受ける
口の中の環境は心臓と密接に関係していて、虫歯や歯周病、歯の欠損を放置していると、心臓トラブルを招きやすくなったり、健康寿命を縮めると前回お話ししました。 それを回避するためには日頃から口腔内ケアをしっかり実践し、虫歯や歯周病...
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感覚器と心臓(6)歯と口の健康維持は心臓病の予防にとって重要
歯を含めた口腔内の環境は、味覚、触覚、温度覚といった感覚に直結していて、心臓の健康と大きく関係しています。たとえば、虫歯を放置していると、虫歯菌が血管内に入り込み、心臓の弁など血液の乱流が起こっているところに付着し、巣くってしまいま...
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感覚器と心臓(5)「難聴」がどれくらい進んだら補聴器の使用を検討するべきか
「難聴」=「聞こえにくさ」は、心臓にとってマイナスに働き、健康寿命を縮める要因になると前回お話ししました。会話が聞き取れないことは大きなストレスになりますし、コミュニケーションがとりづらくなって孤独や社会的孤立が深まり、結果として心臓...
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感覚器と心臓(4)「老人性難聴」は心臓を害して寿命を縮める
高齢になると、音が聞こえにくくなる「難聴」を生じる人が多くなります。いわゆる「耳が遠い」と言われる状態で、「老人性難聴」とも呼ばれます。とりわけ高音域の聞こえが悪くなる特徴があり、会話の聞き取りに支障を来すケースも少なくありません。...
