安静時の「異常なし」は要注意 心電図検査の“盲点”を知る

公開日: 更新日:

 ドアノブをつかもうとしたら、静電気が……。体に電気が通るように、人間の体は電気が重要な役割を担っています。脳からの指令も神経を通って電気が伝え、心臓の動きは電気に支配されているのです。

 心臓の動きを電気的に記録する検査が心電図で、皆さんも健康診断でおなじみでしょう。上半身裸であおむけに寝て、両手首と両足首、胸の合計6カ所に電極をつけて調べます。電極を取りつけても体に電気を流すのではなく、心臓の拍動によって生じる電流を記録するものです。

 装着時にヒヤッとしたのも束の間、検査はすぐに終わり、波形が表示されます。波形に異常があると、心臓のどこが問題なのか、考えられる病気は何かといったことが分かり、治療効果の判定や薬の副作用のチェックにも効果的です。

 心臓をターゲットにする検査だけに、異常があると心配でしょう。しかし、異常がないときこそ要注意といえます。

 健康診断で行われるような一般的な心電図(安静時12誘導心電図)は、“その瞬間”を記録する検査。動悸や胸痛、息苦しさを時々感じるような人でも、検査時に発症しなければ、チェックできません。問診で患者さんからの訴えがないと、その症状を引き起こしている異常が見過ごされる恐れがあるのです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網