クマが各地で大暴れ、旅ロケ番組がてんてこ舞い…「ポツンと一軒家」も現場はピリピリ
なにか復讐でもしているかのように、クマが次々と人を襲っている。それも人々が普通に暮らす山里や観光地、郊外市街地などで被害が目立つ。
これに戦々恐々なのが、そうしたところでロケが多いテレビの旅番組の出演者やスタッフたちだ。
「事前にクマの出没情報をチェックし、現場でも警戒していますが、ロケ中にクマの目撃情報が入って中止にしたことはあります。情報ワイド班が観光地を取材していて、気が付いたらロケ車両のすぐ脇にいたなんてことがあったようです」(ロケ技術会社ディレクター)
クマの生態に詳しい専門家が、「あれはちょっと危なすぎる」と心配する番組が何本かある。まず「ポツンと一軒家」(朝日放送・テレビ朝日系)。まさにクマが生息する山間の一軒家を訪ねていくのだから、これまで襲われなかったのが不思議なくらいだ。いや、ふもとの集落から6キロ入った岩手県の一軒家では、家の周囲にクマよけを設置し、住人は「最近クマをよく見るようになった」と話していた。捜索隊が行ったときは、たまたま出てこなかっただけなのだろう。