歌舞伎
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「秀山祭」吉右衛門三回忌追善 松本白鸚の22分“ひとり芝居”に「到達点」を見た
初代吉右衛門をしのぶ秀山祭が2代目吉右衛門三回忌追善。先月は歌舞伎らしくない歌舞伎が多かったせいもあり、歌舞伎を見たぞ、という気分にさせてくれる。しかし残念ながら、大入りとはなっていない。これも現実。 昼の部は最後の「二条城...
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市川猿之助容疑者は能力はともかく人格は…澤瀉屋の悲劇は“血筋”優先の後継襲名が招いたか
4代目市川猿之助容疑者(47)が先月29日、母親の延子さん(75)の自殺ほう助の容疑で東京地検に送検されたが、真相究明にはまだまだ時間を要しそうである。そんな中、3代目猿之助で現在の市川猿翁(83)が甥の猿之助容疑者を後継者に選んだ...
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市川猿之助は逮捕で復帰は絶望的…香川照之が握る「澤瀉屋一門」存続のカギ
母親への自殺幇助の容疑で逮捕された歌舞伎俳優の市川猿之助(47)。今回の逮捕で歌舞伎界に“激震”が走った。 一家心中で生き残ったのとはわけが違う。母親の自殺に関与したことは本人の供述を含め間違いないので、警視庁はその容疑を固...
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坂東玉三郎“本興行から距離を置く”発言の衝撃…近づく歌舞伎界崩壊の足音
歌舞伎俳優の坂東玉三郎(73)が5日、都内で行われたセルフプロデュース公演「坂東玉三郎 PRESENTS PREMIUM SHOW」の制作発表の席で、歌舞伎の本興行から距離を置く意向を示し、話題になっている。 玉三郎は「大き...
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青学初等部と梨園を結びつけた12代目市川團十郎 注目の市川團子は大学までエスカレーター
激震が走る歌舞伎界。そうした中で一躍注目を集めているのが香川照之の長男・市川團子だ。明治座で急きょ、市川猿之助の代役を務めた。わずか1日の稽古ながら、猿之助の十八番の宙乗りを見事披露した。現在、青山学院大文学部2年。小学校(初等部)...
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猿之助「一家救急搬送事件」に歌舞伎界の激震おさまらず…若手育成の“手腕”証明された皮肉
18日朝に起きた市川猿之助(47)一家救急搬送事件の詳しい状況が少しずつ明らかになってきた。 猿之助は「死んで生まれ変わろうと家族で話し合い、両親が睡眠薬を飲んだ」と明かし、父の4代目市川段四郎さん(76)と母の延子さん(7...
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追悼“歌舞伎界の異端爺”市川左團次さんの真顔で「どなたさまですか?」にヒヤリ
歌舞伎俳優の市川左團次(本名・荒川欣也)さんが15日、右下葉肺がんのため亡くなった。享年82歳。老け役から女方、敵役、そしてユーモラスな役柄を幅広く演じる歌舞伎界の重鎮。その人柄は、歌舞伎界やファンに限らず、多くの人を魅了した。 ...
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計9時間!菊之助の新作歌舞伎「ファイナルファンタジーX」はあまりに長い
ゲーム「ファイナルファンタジーX」が歌舞伎になった。しかも、観客席が360度回転する劇場で。 「企画・構成」、そして主演の尾上菊之助(45)は、これまでも、シェイクスピアの『十二夜』やインド神話、そして『風の谷のナウシカ』など...
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三月大歌舞伎で息子・松本幸四郎が40年ぶりに挑む「花の御所始末」
3月の歌舞伎座は三部すべてで、数十年ぶりの上演という珍しい演目が並ぶ。 第一部は宇野信夫が1974年に書いた『花の御所始末』。松本白鸚(当時・市川染五郎)のために書いたもので、83年に再演されたものの以後は上演されず、40年...
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香川照之の歌舞伎座復活 松竹は團十郎襲名披露の“起爆剤”期待も…現実は痛しかゆし
香川照之(57)が5日、歌舞伎座で行われた「市川団十郎白猿襲名披露十二月大歌舞伎」に市川中車として活動を再開した。10月31日に同顔寄せ手打式で公の場に顔を出した中車だが、5日は口上に並んだだけで声はなく、6日昼の部の「鞘當」の本格...
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「13代目 市川団十郎」襲名披露公演開幕 消えないチケット不調説、新しい試みも実現せず
ついに市川海老蔵改め13代目市川団十郎白猿(44)の襲名披露公演が7日から、東京・歌舞伎座で始まった。4日、日本外国特派員協会で記者会見した団十郎は「古いものを守るだけでなく、団十郎といえども新しいことをやっていくのが家風。ブレずに...
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「市川団十郎」襲名披露興行が大苦戦…チケット売り上げ不調報道の背景にあるもの
市川海老蔵改め団十郎(44)がようやく始動である。先月31日と11月1日には「13代目市川団十郎白猿襲名披露記念 歌舞伎座特別公演」が開催され、ようやく2年越しの興行が始まる。ところが、7日から開演のチケットの売れ行きが芳しくないと...
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八月納涼歌舞伎「東海道中膝栗毛 弥次喜多流離譚」は派手さとばかばかしさで暑気払いに正解
コロナ禍で先月までは3分の2くらいしか観客を入れていなかったが、今月からほぼ全席を売るようになった。2年前の公演再開のときはガラガラだったが、ほぼ埋まっていた。これで客席やロビーで食事ができ、掛け声がかけられるようになれば、元の歌舞...
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寺島しのぶ&長男・眞秀は梨園の“母子鷹”!目指すは初の世界的歌舞伎俳優
女優、寺島しのぶ(49)の長男である寺島眞秀(9)が、7月期のドラマ「ユニコーンに乗って」(TBS系)に出演することが明らかになった。4歳の初舞台から眞秀君の密着ドキュメントが毎年放映されるなど知名度も上々。また「七月大歌舞伎 通し...
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歌舞伎座初登場 感慨深い市川猿之助のスーパー歌舞伎「新・三国志」
今月の歌舞伎座は、珍しく舞踊劇がひとつもない。中国の大衆小説、講談、落語、伝説をもとにしたバラエティーに富んだ演目が並ぶ。 第一部は、市川猿之助のスーパー歌舞伎「新・三国志」。先代(三代目)の猿之助が始めたスーパー歌舞伎の、...
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3度目不倫発覚の中村芝翫 超絶モテる理由は「聞く力」にあり
昨年末に報じられた8代目・中村芝翫(56)の3度目の不倫疑惑に対し激怒したり呆れる者がいる一方で、常人離れしたその“絶倫ぶり”を羨ましがる声が一部で上がっているという。 女遊びは芸の肥やしと言い切ってしまう梨園ならではの特殊...
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追悼・中村吉右衛門さん 満身創痍も舞台に上がり続け「気迫の役者魂」貫く
「無理に無理を重ねていたのでは」と、関係者からはこんな声が上がる。 歌舞伎役者で人間国宝の中村吉右衛門さんが11月28日、心不全で死去した。享年77。葬儀は近親者で営まれる。 吉右衛門さんは今年3月28日に歌舞伎座での...
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中村吉右衛門 一時心肺停止も千両役者に引退の二文字なし
このほど食事中に倒れ、一時心肺停止に陥ったとも報じられた歌舞伎俳優で、人間国宝の中村吉右衛門(76)。最悪の事態は免れ、現在は小康状態だというが、それでも予断を許さない状況が続いているという。 「無理に無理を重ねていたのでは」...