地震
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(37)「防災」には普段使っている家電で対応 使い慣れていることが肝心
「防災」──。いろいろな人がいろいろなことを言います。が、普段使っているモノを被災時にも使った方がベターな家電を紹介しましょう。 大きくは3つ。「ライト」「スマートフォン(スマホ)」「バッテリー」です。ライト以外は普段持ちして...
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「伊豆半島東方沖」「山梨県東部・富士五湖」…相次ぐ地震で「富士山噴火」に専門家が注目
2月9日17時42分、伊豆半島東方沖で最大震度2(M4.9)の地震が発生した。東京・千代田区、練馬区や千葉・市川市、神奈川県川崎区などで揺れが起きた。近年は南海トラフ地震や首都直下型地震などが懸念されるが、専門家は富士山の噴火にも注...
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能登半島の高齢化率は50%…被災地の医療支援が急速に難しくなった
能登半島地震が発生してから1カ月が経過した。私が医師になってから関わる3回目の震災だ。最初は阪神・淡路大震災で、実家が被災した。次は東日本大震災。福島県浜通りの医療支援に関わっている。そして今回だ。 震災支援は急速に難しくな...
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能登半島地震で大半が液状化 耐震化だけでは被害は防げない…都心のタワマンは大丈夫か?
大きく傾いた電柱、浮き上がったマンホール、ベコベコになったアスファルト--。能登半島地震の被害が明らかになるにつれ、地震の脅威を改めて認識する。石川県内灘町と新潟市の2市町だけで罹災証明書の発行申請は1万2394件(1月29日時点)...
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令和の関東大震災の足音なのか…1.28日曜日の朝、突き上げるような揺れの不気味
突き上げるような揺れに、テーブルのコップから水がこぼれ、爆睡中の猫は布団から飛び出した──。日刊ゲンダイ記者の横浜の自宅はそんな光景だった。ついに首都圏直下型の大地震か、と震えた人も少なくなかっただろう。 28日午前8時59...
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春実施「北陸応援割」で被災地に恩恵は…熊本地震「九州ふっこう割」検証では時期尚早の結論
政府が25日にも能登半島地震の被災者支援のため、地域再建を図る「支援パッケージ」を策定する。地震によって落ち込んだ観光需要の喚起策として、宿泊代を補助する「北陸応援割」を盛り込む方針だ。 北陸割は1人1泊2万円を上限に、旅行...
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【能登半島地震 現地ルポ】「私たちも被災者」被災地で働く人々の過酷な現状
夜9時過ぎ、石川県輪島市内の大型ホームセンターの駐車場。この晩は深々と雪が降り積もり、気温は氷点下だ。50代の男性に話しかけると「夕飯はカップラーメンを食べて、これから車中泊するところです」と疲れ切った表情で語り始めた。 彼...
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【能登半島地震 現地ルポ】断水下の被災者を苦しめる深刻なトイレ問題…避難直後の光景がトラウマに
「海沿いの自宅は無事だったけど、トイレの水が流れないので、浜の方に出て用を足しています。オレはそれでいいけど、女性はそうはいかない。新聞紙を敷いた袋の中に用を足し、汚物は外にまとめています」 津波の被害をかろうじて免れた60代...
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被災地への「賞味期限切れ食品」送付は『嫌がらせ』か『善意』か問題…解決策は?
元旦に発生した能登半島地震の被災地で、支援物資を巡った問題が注目されている。 石川県金沢市のフランス料理店シェフでボランティアにあたっている川本紀男氏が1月8日、インスタグラムに支援物資とみられる写真とともに《この大半が使え...
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能登半島地震でベンチャーが「ITボランティア」 自動チャットサービス無償提供で被災者救済
震災のボランティアと言えば、現地入りして活動するイメージが強いが、エンジニアが技術を生かす「ITボランティア」という方法もある。 能登半島地震の被害を受け、石川県の隣県・富山県のITベンチャーなどが公的な被災者支援制度を検索...
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能登半島地震の映像でつらい記憶が…「震災フラッシュバック」気持ちを軽くする周りのサポート
最大震度7を記録した能登半島地震は、正月の祝賀ムードを一変させ、地震の怖さを強く印象づけている。被災地の人の苦労は察するに余りあるが、被災地以外の人でもテレビやSNSなどで惨劇を目の当たりにして、過去の震災体験をフラッシュバックさせ...
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能登半島地震で国家溶解と自己責任社会の完全到来がハッキリ 自民は危機管理能力が完全欠如
1月1日、石川県能登半島で最大震度7の大地震が発生。死者・行方不明者は増え続け、いまだ全容はつかめていない。一方ではっきりしたことがある。それは自民党に危機管理能力が完全に欠如しているということだ。もっと言えば、権力の中枢に食い込ん...
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【能登地震現地ルポ】孤立状態にあった限界集落の悲惨すぎる現状…住民全員避難で廃村状態
「地震で湧き水が濁って飲めなくなってしまいました。かろうじて電気は来ているけど、携帯の電波も入らないし、テレビも映らず、使えるのは固定電話だけ。情報が入ってこないから何が起きているのかまったく分からないんです」 11日、日刊ゲ...
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何が「万博と復興支援が二者択一の関係じゃない」だ。答えは一択だ!
『万博と復興支援が二者択一の関係ではない。なんで万博と復興支援が二者択一なのか、よく分からない。』(吉村洋文大阪府知事) ◇ ◇ ◇ 1月4日、府庁で、能登半島地震に関連して、建設費が膨らむ25年開催予定の大阪・関...
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東京・中野区で陸自駆り出し「ミサイル避難訓練」なぜ実施? 能登有事の真っ最中にやっている場合なのか
被災地対応に注力すべき時期に、やる必要があるのか。東京都中野区で来週15日、弾道ミサイルの飛来を想定した国と自治体共催の「住民避難訓練」が実施される。能登半島地震で救助・支援の人員が「まったく足りていない」と指摘される中、陸自隊員や...
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能登半島地震の災害支援よりも米国への軍事支援を優先する岸田政権
能登半島地震への政府支援はなぜ少ないのだろうか。地震が発生してからの自衛隊員の派遣数を熊本地震と比較した。 2016年4月に発生した熊本地震では、2日目に2000人、3日目に1万4100人、4日目に2万人、5日目に2万400...
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後手後手対応に言い訳ばかり 岸田・馳人災が広がる懸念
違法な裏金づくりのためなら、あの手この手の悪知恵を働かせるクセに、大災害に直面した国民にはまるで関心がないとしか思えない。 その恐るべき政治的な鈍感力をまざまざと見せつけられている国民は怒りを通り越して驚愕しているのではない...
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石川・志賀原発「情報誤発表&訂正」のお粗末…北陸電力そして政府に渦巻く不信と不安
能登半島地震が直撃した北陸電力「志賀原発」(石川県志賀町=停止中)の情報発信が迷走を極めている。発生翌日の2日には「(敷地内にある)水位計に有意な変動はない」と説明していたが、9日に約1~3メートルの津波が複数回、発電所に到達してい...
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【能登地震現地ルポ】被災地のリアル、子どもたちの心を癒やす“津波ごっこ”の重要性
日刊ゲンダイ記者は10日、能登半島の中心に位置し、2000人近くが避難生活を送る七尾市を訪れた。指定避難場所の「矢田郷コミュニティセンター」に足を運ぶと、図書室に預けられた子どもたちが、元気に出迎えてくれた。取材用の一眼レフカメラに...
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海外や軍事に湯水のように金を使うなら、同じだけ防災にも予算をつけろ
元日に北陸を襲った未曽有の大地震。その爪痕は予想を超えて深く、さらに追い打ちをかけるように降り積もる雪に救助は困難を極めている。 避難所の生活も万全ではなく、災害関連死が増加することが危ぶまれる。 それにしても政府の...
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何から何まで遅すぎる能登対応 寒さと飢え、災害関連死は岸田人災
能登半島地震は元日の発生から1週間以上が経ち、安否不明者の捜索が続いている。 石川県内の死亡者はさらに増え、200人を超えた。9日午後3時の発表によると、地震による死者は202人。新たに珠洲市で20人、穴水町で2人の死亡が確...
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【能登半島地震】現地ルポ「若者は災害の多いこの町を捨てて安全な地域へ」と町の区長が吐露
能登半島地震で深刻な被害を受けた石川県珠洲市。日刊ゲンダイ記者が現地の市役所に到着したのは9日の午後1時過ぎ。3階に設置された災害対策本部では、国交省から派遣された職員など多くのスタッフが慌ただしく動き回っていた。 市の職員...
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能登半島地震でビル倒壊の衝撃 「耐震性はマンションより弱い」と専門家、旧基準はさらに危険
能登地方を襲ったマグニチュード7.6、最大震度7の地震で、石川県では9日までに202人の死者が確認されている。 東日本大震災以降、初めて大津波警報が発令されたほか、この地震では数多くの家屋が倒壊、焼失しているが、衝撃的だった...
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進次郎氏や菅前首相の地震募金活動が反感買ったナゼ…「裏金事件」で根強い負のイメージ
れいわ新選組の山本太郎代表が、能登半島地震の被災地入りし、「炊き出しのカレー」を食べて物議を醸した一方、《カレーの方がマシ》と国民の怒りを買ったのが、自民党の小泉進次郎元環境相と菅義偉前首相だ。 派閥裏金事件の渦中にある自民...
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昨年6月の国会質疑でも指摘されていたのに…能登半島地震の危険性が住民に届かなかったわけ
最大震度7を観測した能登半島地震。9日、石川県警は150人態勢で、輪島市の観光名所「朝市通り」周辺で大規模な捜索を開始した。同日午前9時までに確認された死者は前日から12人増えて180人。連絡が取れない安否不明者は同時点で120人と...
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次に激しく揺れる場所は…30年以内に震度6弱以上の発生確率は「水戸81%、徳島・高知75%、東京47%」
最大震度7を観測した能登半島地震。これまでは東日本大震災(2011年)や関東大震災(1923年)といった「海溝型地震」に目が向けられがちだったが、今回は盲点でもあった「活断層型地震」だった。次はどこが激しく揺れるのか? 政府の地震調...
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岸田首相が迫られる「大阪万博か、復興か」…ついに経済界の重鎮からも「延期」の声
観測気球なのか。2025年大阪・関西万博の開催をめぐり、経済同友会の新浪代表幹事の発言が波紋を広げている。 「(能登半島地震の被害は)大変厳しい状況にある」「人命第一、これが政策としてしかるべきだ。そういうことであれば世界は理...
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能登半島地震は2020年から675回…地震は頻発も“本震”までエネルギーが分散されない?
令和6年能登半島地震発生から1週間が過ぎた。 1日16時06分ごろ、石川県能登地方を震源とするマグニチュード(M)5.7の地震が発生し、同県珠洲市で震度5強を観測した。数分後の10分ごろには同県能登地方でM7.6の揺れが起こ...
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信用できない北陸電力の「問題ない」…よぎる25年前、志賀原発の重大事故隠蔽工作
能登半島地震が直撃した北陸電力志賀原発(石川県志賀町=停止中)は連日、不具合が発表されている。▽使用済み燃料プールの水が大量にこぼれる▽冷却ポンプが一時停止▽変圧器破損による大量の油漏れ……と枚挙にいとまがない。 北陸電力は...
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能登半島地震 被災者の医療費・保険料負担「一刻も早く免除を!」保団連が強く要望
「被災者の健康維持支援にも一層力を入れ、疾病の発生や悪化、災害関連死を防いでください」 能登半島地震をめぐる5日の非常災害対策本部で、岸田首相はこう強調していた。それなら、被災者医療に関して一刻も早く負担軽減策を講じるべきだ。...