著者のコラム一覧
坂田冬彦

1962年生まれ、神奈川県出身。役所勤めの後、憧れだった路線バス運転手に。60歳で定年退職。現在大型ショッピングセンターの施設警備員として奮闘中。

(1)「警備員」って、こんなことまでやるんだっけ?

公開日: 更新日:

「警備員さんって、こんなことまでやるの?」

 ある日のこと。A県内にあるショッピングセンターの「警備員」として働く私に、驚いた表情で声をかけてきたお客さまがいる。そのお客さまの驚きが物語るように、ここでは、警備員は、いわゆる警備だけをやっていればいいわけではないのだ。業務の実態は「雑用係」「なんでも屋」。

 だから、警備員の制服を着て、週末にセンターコートで開催されるイベントのためにステージを設置したり、放送機器の設置などをしたりしていると、そんな声をかけられるのだ。

 そればかりではない。夜間には、お客さまが吐いたゲロの片付けや壊れたショッピングカートの修理、さらには館内にあるテナントやイベントの告知などのポスターの張り替えなどもやらされる。

 ある日の夜、施設内のディスカウントストアの従業員から防災センターに電話がかかってきた。

「お店のバックヤードでフォークリフトがスタックしたので、警備員さんなんとかしてくれ」という内容だった。

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