SNSで“オレ流地震予知情報”を出す心理…識者は「フェイクニュースであり慎むべき」と指摘

公開日: 更新日:

 2017年に運用開始、19年に現在の名称に変わって以来、8月8日に初めて発表された「南海トラフ地震臨時情報」。発表を受けてX(旧ツイッター)では、《とりあえず見つけられた範囲で防災グッズを買ってきた》などの声が続々だが、気を引き締めたという声に交じり「根拠はないけど一応警戒して」といった注釈をつけつつ、「自分なりの警戒情報」を発する者が後を絶たない。

 ITジャーナリストの井上トシユキ氏はこの手の情報発信について、「本人は世の中の役に立つと思ってやっているが、分類するならフェイクニュースであり慎むべきもの」と指摘する。

■「万が一のために」としながら行われる情報発信

 声の主の多くは、自分の身の回りで起きた「南海トラフ地震の前兆かもしれない現象」として、空に浮かぶ雲や夕焼けの写真、場合によっては動画をアップ。「地震雲かもしれない」「夕焼けが赤すぎる」といった注釈を付けて地震の前兆ではないかと予想。「万が一のために」と、来たるべき大地震に備えるべきだとメッセージを発しているのが特徴だ。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  2. 2

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    国分太一は人権救済求め「窮状」を訴えるが…5億円自宅に土地、推定年収2億円超の“勝ち組セレブ”ぶりも明らかに

  5. 5

    人権救済を申し立てた国分太一を横目に…元TOKIOリーダー城島茂が始めていた“通販ビジネス”

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  3. 8

    ソフトバンクに「スタメン定着後すぐアラサー」の悪循環…来季も“全員揃わない年”にならないか

  4. 9

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  5. 10

    小泉“セクシー”防衛相からやっぱり「進次郎構文」が! 殺人兵器輸出が「平和国家の理念と整合」の意味不明