能登半島1月以来の震度5強がもたらす精神的影響…被災地「大地震また来るのでは…」と

公開日: 更新日:

 能登半島地震発生から5カ月経った被災地に、再び動揺が広がった。

 3日午前6時31分ごろ、石川県輪島市と珠洲市で最大震度5強の揺れを観測した地震。東京都や大阪府など広い範囲で緊急地震速報が発表され、北陸、上越新幹線が一時運転を見合わせるなど、各地に混乱をもたらした。

 輪島市では、元日の地震で被災した家屋5棟が、今回の地震で倒壊した。

■ボランティア活動ストップ

 被災地の支援活動にも影響が出ている。珠洲市社会福祉協議会の塩井豊事務局長はこう話す。

「これまでにも大なり小なり地震はありましたが、今回は震度5強と特に揺れが大きかったため、安全を考慮して当日のボランティア活動は中止しました。正月の震災でダメージを受け、雨漏りや雨風にさらされて腐食が進む家もある。珠洲市では今回の地震による建物の被害はあまり見られませんでしたが、家屋によっては倒壊のリスクが増した可能性もある。作業を行う予定の家屋の被害状況を、改めて確認する必要が出てくるかもしれません」

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」