静岡の防災意識は高かった! お盆真っただ中の「巨大地震注意」で水を差された現場のリアル

公開日: 更新日:

 8月8日、気象庁は「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を初めて発表。大きな被害が想定される静岡県では、花火大会などのイベント中止や、水や食料の買い占めなど、混乱した様子が報道された。お盆真っただ中に水を差された静岡は、どんな状況なのか。日刊ゲンダイ記者が現場に訪れた。

  ◇  ◇  ◇

 14日午前、東京から静岡に向かう東名高速道路はやや渋滞。県内に入ると、幹線道路に設置されている大型LED電光表示板の「巨大地震注意」という文字がまがまがしい雰囲気を醸していたが、意外にも、それ以外は夏の静岡そのものという印象だった。

 伊豆半島の西側の付け根に位置する「沼津らららサンビーチ」には、「練馬」「前橋」などのナンバープレートが並び駐車場はほぼ満車の活況。家族連れを中心に約500人ほどが訪れ、バーベキューや磯遊びを楽しむ穏やかな時間が流れていた。

「ここは、駿河湾の入り組んだ場所で、台風のときでも荒れないくらい波が穏やか。しかも、地形柄、すぐ裏に避難高台となる山がある。静岡は場所によって被害想定が大きく違うので、そうした情報を知って遠方から来てくれるお客さんも多いです」(施設長)

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  2. 2

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  3. 3

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  4. 4

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  5. 5

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  1. 6

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  2. 7

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方

  3. 8

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  4. 9

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  5. 10

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした