トランプ大統領
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この暴君とどう付き合うべきなのか もう馬脚を現したトランプの虚勢
ウクライナの戦争は終結せず、ガザも泥沼、関税は次々撤回という案の定の「口先ぶり」。そんな中、世界は毅然と対峙する国と2国間ディールで擦り寄る国とに分かれている。関税交渉合意はそんなトランプへの助け舟となるが、脱米国のしたたかな戦略が...
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「MAGA教皇」の誕生を熱望? フランシスコ教皇の死で米国では保守カトリックが台頭
フランシスコ教皇が亡くなった。LGBTQや移民を擁護する立場を明らかにし、カトリックとしては非常に革新的だった教皇の死は、世界の宗教界のみならず政治にも激震をもたらしている。彼の不在により、カトリック保守勢力が突如台頭しているからだ...
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トランプ大統領は同盟国でも容赦なし…「自動車関税」で米国の譲歩が期待できない理由
「米国解放の日」を掲げるトランプ米大統領は、自ら閣僚レベルの関税交渉に出席し、ホワイトハウス執務室に赤沢経済再生担当相を招き入れた。 「日本との協議が最優先」だと直接言明するトランプ氏は上から目線で、赤沢氏が「蛇ににらまれたカエ...
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トランプ関税「日本との協議を最優先」の意味
米国のトランプ大統領が発表した外国への関税措置(トランプ関税)を巡る経過を示すと、次の通りとなる。 ①世界各国からの輸入に一律10%②相互関税は、対米黒字が大きい国に上乗せして課税する。発表当時の税率(%)はベトナムが46、...
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トランプに媚びれば媚びるほど逆効果…日米関税交渉で「何もやらない」という選択肢
世界中が揺れたトランプ相互関税だが、案の定というか、トランプは次々と撤回、見直しを迫られている。もともと、根拠なしのいい加減な脅しだから、市場の反乱にすぐよれる。だとしたら、交渉以前の石破政権も様子見でどうだ?自動車関税もやがて悲鳴...
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卑屈すぎて哀れな日本外交は世界の笑いもの
赤沢経済再生相が、トランプ米大統領との関税交渉の際、MAGA(マガ=アメリカを再び偉大に)帽子をかぶって記念撮影をしたことが物議を醸している。これに先立ち自身を「格下」と何度も表現してトランプに迎合したことにも、野党などを中心に「卑...
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7カ月ぶり「1ドル=139円台」も迫る円急騰リスク…制御不能の“トランプドル安”は底なし
円高が止まらない。トランプ政権発足以来、円高ドル安の傾向が続く中、22日の東京外国為替市場の円相場は節目の1ドル=140円を超え、一時139円台に上昇。昨年9月以来、約7カ月ぶりの円高水準に達した。 根底にあるのは、米景気へ...
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ディールには哲学で対抗する覚悟が必要だ
関税をめぐる日米間の交渉が進んでいる。トランプ政権の措置で日本経済が被る打撃は深刻だ。石破茂政権の正念場であることは論をまたない。 ただ、大方の経済マスコミや識者が垂れ流す「トランプ関税は世界経済をも脅かす暴挙。自由で公正な...
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「世界のモデル」とは大笑いだ 亡国の日米交渉に世界が嘆息
石破首相は、最優先で始まった日米関税交渉を「世界のモデルにする」と力んでいたが、世界はトランプ米国離れを加速化している。世界秩序を破壊し、民主主義も否定する暴君といつまで“条件闘争”で付き合うのか。必要なのは隷属同盟の見直しで、「や...
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初回でハッキリ分かったことがある…日米関税交渉、石破首相じゃ無理だ
関税交渉の真相をてんで報じない大マスコミ。格下閣僚が一方的に要求されただけなのに、なぜ「次につながる評価」になるのか。向こうの土俵に乗せられて、右往左往の隷属外交の結末は、さらなる米軍の橋頭堡。 ◇ ◇ ◇ 想...
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「格下も格下」卑屈発言の赤沢大臣はまるでトランプ信者…“MAGA帽ニッコリ写真”に波紋広がる
やはり「アメリカ・ファースト」ということか。 米ホワイトハウスが17日までに、トランプ大統領と赤沢経済再生相が16日に面会した際の写真を公開。赤沢大臣が、トランプのスローガン「Make America Great Again...
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トランプの「金本位制」復活ブチ上げに現実味…関税への警戒感から価格は史上最高値更新
トランプ関税への警戒感から「安全資産」とされる金の価格が高騰。4月に入り、一時1オンス3200ドル(約47万3600円)を突破して史上最高値を更新した。 「足元では世界的な株価の急落から、追い証を請求された投資家が金を売却して...
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米国の日本領事館から届いた“恐怖メール”…永住証明書類の「常時携帯義務」違反なら国外退去も
先週、あるメールが米国の日本領事館から送られてきた。 「4月11日以降、14歳以上の外国人で30日以上アメリカに滞在している者は、外国人登録及び指紋登録が必要となる。また18歳以上は、国土安全保障省(DHS)が発行する登録証明...
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何から何まで場当たりの仰天…目を覆う石破官邸の迷走、自爆に向けてまっしぐら
以前から官邸の弱さが指摘されてきた政権だが、この“国難”に煮詰まったか。補正の扱い、置き去りの物価高対策、トランプにもドタバタ、年金も先送りの大混乱。 ◇ ◇ ◇ 日本だけではなく、EU(欧州連合)など世界各国...
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関税交渉の“落とし穴”に…飛び入りトランプ大統領「安保タダ乗り論」展開、日本を脅した本当の狙い
想定外の飛び入り参戦で案の定、高関税と安全保障の一体化ディールを持ちかけた。交渉役の赤沢経済再生担当相は言葉を濁したが、17日の日米関税交渉の席で、トランプ米大統領にいわゆる「思いやり予算」の増額を突きつけられたのは確実だ。 ...
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大阪万博でも米国vs中国は火花バチバチ? 暗中模索の日米交渉と参院選
トランプ米大統領の関税政策は朝令暮改が相次ぐ。月刊誌は締め切りが早いだけに記事が陳腐化しそうだ。株式の投資判断をミスリードしそうである。 トランプ政権は、先週11日夜、「相互関税」の対象からスマホなどを除外すると発表。ノート...
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関税交渉で日本が持参した危険な「お土産」か…米国債追加購入の無間地獄シナリオ
いよいよ「トランプ関税」を巡る日米協議が始まった。交渉役として訪米中の赤沢経済再生相は17日明け方、いきなりトランプ米大統領らと会談。追加関税の対象から日本製品の除外を求めたが、問題は返礼に持参した“お土産”だ。渡米前から検討されて...
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ハーバード大学は大学の自治の矜持を示した トランプの脅しをはねのけた意味は大きい
日本国憲法23条は「学問の自由」を保障している。それは、誰でも自分の良心に従い自由に学問を追求して良いという法的な保障である。そこから当然に、職業として学問を追求する者の「砦」として歴史的に発展してきた「大学の自治」の保障も23条に...
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理不尽な相手とウィンウィン? 日本に問われているのはこんな米国との関係見直しなのだ
赤沢大臣が訪米したが、何しに行ったのか? 自由貿易だけでなく、科学を軽視し、大学の自由を奪い、積み上げてきた歴史と秩序を壊す相手とウィンウィン? 世界は米国との距離を見直している。 ◇ ◇ ◇ 米国のトランプ政...
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トランプ大統領の“戯言”に騙されるな! 情報をいろいろ集めると「本当の狙い」が見えてくる
居酒屋で隣に座ったオヤジが静かに語りかけてきた。 「俺は数年前に妻と子供を交通事故で亡くし、今もその悲しみを引きずっている」と……。 世の中にこんな不幸な話があるものか。実際に聞いたのは初めて。思わず涙がこぼれてしまっ...
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トランプ大統領の目を覚まさせるのが石破政権の役目のはずだが…
各社の最新の世論調査で、石破内閣の支持率と不支持率は読売で31対54、毎日で24対61と、横ばいないし下落の傾向を示している。その大きな理由は、トランプ米大統領の関税攻撃に対し石破首相が指導力を発揮してはね返せるかについて、「できる...
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国難に内心ニンマリ? 大阪万博ではしゃぐ石破首相に国民の絶望
初日からトラブル、失望、怒りが爆発している万博だが、首相だけはミャクミャクとバカ騒ぎ。折しも、国難に見舞われ、庶民は生活苦で青色吐息なのに、いい気なものだ。トランプのおかげで、石破降ろしも収まり、安堵の首相に国民の凄まじい怒りが渦巻...
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石破首相「トランプ関税」日米交渉へ怪しすぎる本気度…外務省の具申に「アベ案件だろ」と吐き捨て
いわゆる「トランプ関税」をめぐる日米交渉が本格化するが、先行きは極めて暗い。石破首相から米国との交渉役を任された赤沢経済再生相が16日から訪米。先立つ15日、官邸で向き合った石破首相は「しっかり信頼関係をつくり、日米双方がウィンウィ...
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「トランプ関税」で大恐慌前夜…今まさに50年周期の「カタストロフ」が訪れている
トランプ関税が2日に公表されたが、対中関税を145%に引き上げるとともに、関税の上乗せは90日間一時停止された。株暴落や米国債の投げ売りが起きるなど金融市場は異様に不安定化し、さながら大恐慌前夜の様相だが、これは一過性の現象ではない...
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石破政権vsトランプ関税は早くも「負け戦」確定か…交渉前から“お人よし”でカードを1枚失う
石破首相が「国難」と呼ぶトランプ関税の交渉に向け、最側近の赤沢経済再生相が16日に訪米する。翌17日にはカウンターパートであるベッセント米財務長官と協議するが、悲しいかな、米政府内では「ミスターアカザワ? 誰?」という程度の認知度。...
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油断も隙もありゃしない 自公政権が失政を国難に転嫁の言語道断
自公政権内からも物価高対策や減税、現金給付などを求める声を出ているが、こうした事態を招いた責任はどこにあるのか。トランプ国難を言い訳にしているが、止まらない実質賃金の下落もコメ高騰もすべて歴代自公政権のデタラメによるもの。選挙前のド...
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トランプ関税の交渉役を茂木敏充元外相が受けなかったワケ
麻生太郎元首相が、トランプ関税の直撃に茫然自失、なす術なくへたり込む石破茂首相に三の矢を放った。トランプ米大統領が日本に対する関税引き上げを発表したのは2日。石破はようやく7日夜になってトランプとの電話会談にこぎつけ、関税協議の開始...
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旧統一教会は本当に解散させられるのか…米政権が「待った」をかける?
「トランプ大統領と石破茂首相が電話で話したのは『関税』のことだけではない。統一教会の解散問題についても話したそうだ」 永田町の廊下トンビの間でこんな噂が囁かれている、というのは私の作り話だが、まったく根も葉もない妄想ではない。...
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「ひれ伏せば許してやる」の前例になるのか トランプと先陣切っての交渉は「利用されるだけ」の懸念
初入閣で、外交経験もない赤沢大臣が来週にも訪米するそうだが、米国がポチの日本を先頭に立たせた狙いはミエミエだ。赤沢は妙に「国益」を強調していたが、「決裂しても」の覚悟があるのか。窮地のトランプを助ける「悪しき前例」になりはしないか。...
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世界経済は無秩序の混沌…理屈の通じない米トランプと交渉の無意味
トランプ大統領が相互関税90日間の延期を発表したが、いよいよ支離滅裂の加速化と見るべきだろう。理念なき関税を課し、市場の反乱に動揺して延期し、この間にすり寄る相手と交渉なんてムシが良すぎるというものだ。 ◇ ◇ ◇ ...