スポーツ時々放談
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“国境なき選手団”がゆえ…東京五輪400mリレーが抱える難題
テニスの大坂なおみがロサンゼルス・ドジャースの始球式で久々の笑顔を見せた。バスケットボールの八村塁はナイキ社のジョーダン・ブランドと契約を発表。日本陸上選手権ではサニブラウン・ハキームがスプリント2…
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錦織圭を育てた盛田ファンド“脱アマチュア主義”の合理性
今年のウィンブルドンも3強で明け暮れた。それにしても錦織圭とロジャー・フェデラーの準々決勝は見応えがあった。錦織が得意のリターンで先手を奪うと、フェデラーが猛然と仕掛けた。いきなり12連続ポイントに…
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まずはメンタル克服を 大坂なおみを襲うランク降下の恐怖
テニスの聖地ウィンブルドンでは、既に予選が始まっている。本戦は月曜から。ツアーの繁栄を物語るように、今年は1番コートにも屋根がかかった。4年前から全仏との間隔が3週間になり、以前ほど雨に泣かされるこ…
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人材豊富な米国は東京五輪で大坂なおみを必要としていない
テニスの全仏オープンは、ラファエル・ナダルが若手の旗頭ドミニク・ティエムを下し12度目の優勝を飾った。上位4シードが揃って勝ち上がった男子とは裏腹に、女子は何が何だか分からない乱世の相を呈した。 …
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大坂なおみはセリーナ戦を再ブレーク“夏の陣”にできるか
テニスの4大大会の第2弾、全仏オープンがたけなわだ。男子は、大会12度目の優勝を狙うナダルと4年ぶり出場のフェデラーが話題を集め、女子は大坂なおみの“快挙”に、疑心暗鬼ながら期待が寄せられている。 …
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錦織圭に必要なのは「また次があるさ」の楽な気持ち
全仏オープンがジワジワと迫っているのに、日本勢はパッとしない。錦織圭はクレーシーズンに入ってからバルセロナのベスト4だけで、モンテカルロ、マドリードとも早々に姿を消した。大坂なおみも線香花火で、いい…
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錦織圭は相手を勢い付ける“栄養剤” 脱却に必要なものとは
これから本格的テニスシーズンだというのに、錦織圭への不安が渦巻いている。クレーシーズン最初のモンテカルロは初戦で格下ピエール・エルベールにストレート負け、今季の成績はトップ10から陥落した。 …
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マラソン川内優輝プロの初仕事は金より大事な陸連の“打破”
マラソンの川内優輝がプロ転向した。埼玉県庁に就職した2009年から、フルマラソンだけで92回も走った。実業団選手を差し置いて世界選手権代表が3度、アジア大会の銅メダルも獲得している。前代未聞の市民ラ…
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大坂なおみには“雑音封じ役”が必要 適役なのは伊達公子だ
テニスは4月からヨーロッパのクレーコートシーズンに移り、5月の全仏オープン、芝の舞台であるウィンブルドンへと向かっていく。進行中のマイアミ・オープンと、西海岸で展開されたBNPパリバ・オープンは、言…
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大坂なおみ電撃解任も一端 女子“コーチ回転木馬”の背景
衝撃的だった大坂なおみのコーチ解任劇は、ジャーメイン・ジェンキンスを新コーチに迎え、とりあえず落ち着いた。 新チーム最初のBNPパリバ・オープンは4回戦で敗れたが、女王らしいショットを随所に…
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サーシャ解任知らなかった日本協会は今や“大坂テニス協会”
大坂なおみのコーチ問題は、いまだくすぶったままだ。そもそも、グランドスラム連続優勝に導いたコーチ、サーシャ・バインの解任理由が判然としない。「幸福を選ぶのよ」と言われたら、(そうだな)としか言葉はな…
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テニス協会はバインをナショナルコーチに招聘したらどうか
大坂なおみのコーチ解任には驚いた。サーシャ・バインと二人三脚でグランドスラム2連覇を達成、わずか2週間後の決別だけに、衝撃は大きい。野球で言えば優勝直後の監督解雇だ。そう言われれば、優勝したチャンピ…
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大坂と錦織が活躍する今こそ協会には身を切る改革が必要だ
テニスシーズンの幕開けを告げる全豪オープンは、大坂なおみとノバク・ジョコビッチの優勝で盛り上がった。大坂は昨年の全米に続いてのメジャー連覇。21歳への期待は膨らむばかりだが、ジョコビッチは全豪7度目…
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NHK大河「いだてん」のモデル 金栗四三の苦労と功績を知る
NHK大河ドラマ「いだてん」が順調にスタートを切った。日本のオリンピック代表1号で、マラソンの父といわれる金栗四三をヒーローに仕立てたドラマだ。 大河ドラマは歴史物語だが、どうも史実と信じる…
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“大本命”青学大に挑む 東洋・駒沢の意地と拓大の飛脚走り
正月の茶の間を賑わす箱根駅伝は、今度が第95回の記念大会。例年より多い23チームが初春の国道1号を駆ける。どこに行っても青学大が鉄板の優勝候補――悔しいではないか、そんなのつまらないではないか。 …
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スタミナに加えスピード磨く 服部勇馬「福岡国際」Vの価値
注目された福岡国際マラソンは、箱根駅伝で活躍した服部勇馬が優勝した。日本歴代8位相当の2時間7分27秒、伝統の舞台での日本選手の優勝は14年ぶりだった。2月の東京で16年ぶりに日本記録を更新した設楽…
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福岡国際マラソンで設楽vs川内 実現の裏に日本陸連の思惑
毎年12月の第1日曜に福岡国際マラソンが行われる。このところパッとしなかったエリートマラソンの舞台が、今年は燃えている。注目は、2月の東京で16年ぶりに日本記録(2時間6分11秒)を出した設楽悠太…
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錦織圭ツアーファイナルのカギは同組フェデラーの速攻攻略
錦織圭が今季の目標として掲げていたツアーファイナル出場を決めた。この大会は今シーズンの成績上位8選手によって戦われるATPツアーの仕事納め。錦織は最終戦を終えて9位だったが、4位のフアン・マルティン…
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大坂なおみ「二重国籍問題」は来季のモチベーションになる
テニスは男女ともに最終局面、年間トップ8によるツアーファイナルに火花を散らしている。 男子ATPはツアー2大会を残し、錦織圭は今季ランキングの10位につけて8番目の椅子に滑り込みをかけている…
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大迫マラソン日本新記録の裏で露呈 陸連“海外進出”の波紋
日曜日(7日)に行われたシカゴマラソンで、大迫傑が2時間5分50秒の日本新記録で3位に入った。 2月の東京マラソンでは設楽悠太が2時間6分11秒で走り、高岡寿成の記録(2時間6分16秒)を1…