「短いこの人生でいちばん大事なもの」吉本ばなな著│ある日、出合った小さな怪異を描いた中編4編
「短いこの人生でいちばん大事なもの」吉本ばなな著
塾の講師をしている円は、ひそかに恋心を抱いていたおじさんに、長野の別荘に行って車と猫を持ち帰ってほしいと頼まれた。すると、行きつけの店の七が、「私も行く」と言いだした。
別荘にたどり着くと、猫が出迎えてくれた。その別荘は、妊娠していたおばさんが心臓の発作で亡くなったところだ。
七が家が泣いていると感じ、「この会話を何かがまだ聞いてる気がする」と言った。棚の上に黒い缶があり、中に紙切れが入っていた。おばさんの字で「私は今日、あちら側の世界にいくだろう」と書かれていた。(「束の間」)
ある日、出合った小さな怪異を描いた中編4編。
(幻冬舎 1760円)



















