「シュレディンガーの密室」麻根重次著│臓器移植×極限密室──重厚な設定が交錯する極上のミステリー
「シュレディンガーの密室」麻根重次著
フリーライターの朝倉匠は妹の菅家美羽から「大事な話がある」というメールを受けて、2人で美羽の勤務先の蓮田医学生物学研究所に向かった。
そこには提携先の社長、大門公一とその親戚の霧谷円香がいた。円香が匠に「わたしの生まれた秘密を、調べてくれませんか」と言った。実は円香は、腎臓病の大門の生体腎移植のためのドナーだった。
その夜、激しい雷雨で土砂崩れが起き、美羽たちがいる部屋が土砂で埋もれた。さらに、倉庫にあったボンベから硫化水素が流れ込む。匠らが助けにいこうと特別資料室のドアを開けると、美羽の養父、菅家或人の死体があった。
臓器移植が絡んだ密室ミステリー。 (講談社 2035円)



















