(9)老化や視力障害は「夢」を変える? 夢が教えてくれる「脳の映像工場」の仕組み
睡眠の役割は急速に解明されているが、なぜ脳が夢という形で体験を生み出すのか、その理由やメカニズムはまだ完全には分かっていない。しかし、夢、幻視、そして私たちが普段見ている現実の世界には、共通する仕組みがある。それは、脳が外から入った情報を受け取るだけの受け身の器官ではなく、記憶や経験を使って世界を作り出す「映像生成装置」だということである。
年齢を重ねると昔の夢を見ることが増えるのも、視力が低下した人に幻視が起こるのも、脳が持つこの驚くべき能力のひとつの表れなのかもしれない。 =つづく



















