隠れた血管病「下肢動脈疾患」の恐怖…歩くと足が痛いのは老化ではない
自分で気づけるPADのサインは以下のとおり。
●歩くと毎回同じ場所が痛む
●左右で足の冷たさが違う
●足の脈が触れにくい
●足の傷がなかなか治らない
●足の指の色が悪い
PADかどうかは、医師による診察や脈拍の確認に加え、「ABI(足関節上腕血圧比)」という検査を行って診断をつけます。PADと診断されても、すぐに治療ではなく、運動療法、糖尿病や高血圧、脂質異常症の管理などが基本となります。
改善しない場合は、抗血小板薬(血液を固まりにくくする薬)などの薬物療法が行われます。
重症例では、カテーテル治療(細い管で血管の詰まりを広げる治療)や外科的バイパス手術(新たな血液の通り道を作る手術)による血行再建が検討されます。
「年を取ったから、歩けなくなった」と思いがちですが、歩くと痛み、休むと治る症状が繰り返し現れるなら、それは血管病PADのサインかもしれません。循環器専門医の私は、PADの治療に数多く携わってきました。この秋、散歩の途中で足の不調に気づいたら、専門医に相談してみてください。



















