日テレ菅谷大介アナが急逝…すい臓がんはほかのがんより消化管出血のリスクが高い
日本テレビの菅谷大介アナウンサーが今月8日に急逝されたことが報じられました。3年前にすい臓がんであることを公表し、手術を受けて以来、順調に回復され、今月2日にはゴルフ中継の実況を担当。亡くなった前日もいつも通り仕事をされ、帰宅後に体調が急変し、8日午後1時6分に息を引き取ったそうです。報道によると、変わった様子はまったくなかったといいます。
菅谷さんの闘病を解説する番組に私もゲストに呼ばれてから、何度かご一緒する機会があっただけに残念でなりません。日本テレビの発表によると、死因は消化管出血。まれなケースですが、今回は、なぜこのようなことが起こるのか掘り下げてみましょう。
一般にがんが周りの臓器に浸潤して血管を傷つけると、消化管出血のリスクになります。すい臓がんでは、そのリスクがほかのがんに比べて高いとされるのです。
すい臓がんの場合、怖いのは十二指腸への浸潤で、その影響で動脈が傷つくと、瘤ができます。その瘤は破れやすいため、破れると、大量出血につながり、命が奪われかねないのです。


















