“パンダの聖地”アドベンチャーワールド中尾建子副園長「120種1600頭の『いのちのストーリー』をもっともっとお伝えしていきます」
和歌山県白浜町のテーマパーク「アドベンチャーワールド」から最後の4頭のジャイアントパンダが旅立って1年以上が経過した。17頭を繁殖・育成してきた「パンダの聖地」は今、パークとしての原点に立ち戻っている。
長年、パンダの繁殖や飼育に携わってきた副園長の中尾建子さんは言う。
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「私たちは約120種1600頭の動物を飼育しています。それぞれの動物には“いのち”というストーリーがある。命はひとつとして同じではありませんし、いいことばかりが起こるわけでもない。先日はレッサーパンダのお腹に胎児がいるのが分かり、私たちもすごく喜んだのです。でも、いろんな経緯をたどって、残念ながら死んでしまった。こんな出来事も、きちんと伝える。すべての動物の命のストーリーを知ってもらいたいです」
生まれる、成長する、病気を患う、老いる、亡くなる……我々も同じだ。ライオンやペンギンを見ながら日常を省みる。易きに流れる習慣を改めるきっかけになるかもしれない。
「動物園や水族館って、小さいお子さまが楽しむ場所みたいなイメージを持たれている方も多いと思うんです。でも実際は、大人が学ぶべき点がたくさんある。ワクワクとか楽しいとかを入り口にして、その先まで興味を持って、自分たちの問題として捉えてもらえたらいいなって思います」
気づきを提供するのは、アニマルエデュテイナーと呼ばれるガイドスタッフだ。飼育員を中心としたメンバーで構成され、来場者と直接対話をしながら動物の生態を紹介していく。専用の車両でサファリワールドを1周する「LIVE!THEサファリ」や毎日開催される「どうぶつLIVEトーーク!」など、いま目の前にいる動物について熱く語るイベントも用意されている。
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