動物園で推し探し パンチ君だけじゃない!かわいさたっぷり希少動物図鑑(前編)
レッサーパンダ(絶滅危惧種)千葉・千葉市動物公園
千葉の市川市動植物園で飼育されているオスのニホンザルのパンチ君が大人気だ。一目見たさに世界からファンが殺到する。しかし、全国の動物園には、ほかにもかわいい希少動物がいる。その中から厳選して、推し候補を紹介しよう。まずは3種だ。
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レッサーパンダは、1820年代にヨーロッパの動物学者によって発見され、半世紀後に見つかったジャイアントパンダより先に「パンダ」と名付けられていた。現在、ジャイアントパンダの不在で、再ブーム到来のレッサーパンダ。日本では、オスの「風太」くんが最も有名だ。
2005年に「直立するレッサーパンダ」として話題に。03年に静岡市の日本平動物園で誕生し、04年から千葉市動物公園で飼育されている。07年から観察している、風太一家の応援団「風太ァズ」の代表でもある「風子」こと中野志保さんが言う。
「ブームから20年以上が経過し、風太さんは大家族を率いる22歳。国内最高齢で、もう立つ姿を見ることはありませんが、毎日のように放飼場で散歩(パトロール)をしていて、とても貫禄があります」
人間だと90代後半から100歳になる。高齢で食生活も変化した。
「リンゴより軟らかく煮た芋を好むようになり、笹はすりつぶして食べています。それでも、現在千葉市動物公園で暮らす6頭のレッサーパンダのうち、食べる量が一番多いそうです。春には、放飼場に自生するタケノコを食べる。よく食べ、よく動くのが、風太さんの健康長寿の秘訣なのかもしれません」
現在、風太くんの直系親族に会える動物園や水族館は、札幌市円山動物園、長野市茶臼山動物園、静岡市日本平動物園、千葉市動物公園、八景島シーパラダイス、福知山市動物園など全国各地に広がる。
なお、レッサーパンダには2つの亜種があり、日本で多く見られるのは中国系のシセンレッサーパンダ。もう一方のニシレッサーパンダ(ネパール系)は、熱川バナナワニ園でのみ飼育されている。

















