大規模イベント会場や東京・新宿トー横周辺で横行…ハイテク紙幣でもなぜ偽札や韓国500ウォン硬貨が流通する?
政府が相次いで偽造防止策を講じても、500ウォン硬貨を使った詐欺被害はなくならない。SNSには、今なお500ウォン硬貨を誤って受け取ってしまったという被害報告が投稿されている。かつて起こった釣銭搾取の事件が風化しているのも要因と思われるが、もっと根本的な原因があるようだ。
■キャッシュレス決済の普及で現金を見ないことが増えた
どんなにハイテクな紙幣や硬貨を発行しても、偽札、偽硬貨を手にする人が後を絶たない背景には、「本物の紙幣や硬貨を見る機会が減った」ことが影響しているという見方がある。キャッシュレス決済が普及し、現金を持ち歩かない人が増加。そのため、本物の現金をしばらく目にしていないという人は少なくないだろう。
現在発行されている紙幣の肖像画が誰なのか、即答できる人はどれだけいるだろうか。ひょっとすると、かなり少ないかもしれない。それほど、紙幣を目にする機会は減少していて、そうなると本物と偽物の区別がつかなくても不思議はない。
偽札を受け取らないようにするにはどうすればいいのか。結局のところ、ちゃんと受け取ったものが本物かどうか、丁寧に確認するようにするしかないのだろう。特に暗闇の中や混雑している環境では、つい確認を怠りがちである。また、現金を普段使わない人でも、定期的に目にする機会を設けるべきだろう。
いずれも初歩的なことであるが、偽札はいつ財布に紛れ込むかわからない。違和感のある紙幣は受け取らないように心がけたいものである。
(取材・文=山内貴範)
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