政治とカネ
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究極の消去法…目下の情勢は本命・進次郎、対抗・高市早苗というブラックジョーク
世論調査では不気味な極右、下馬評では軽いコメ大臣が人気だが、有権者にしてみれば、「ちょっと待てよ」という選択肢だ。 いまや見せ物と化している自民党のボス選びだが、この国にとっては笑えない喜劇。 ◇ ◇ ◇ ...
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まだ懲りない大メディアの政局屋報道…自民総裁選フルスペックの長期戦に国民もうドッチラケ
盛り上がっているのは大新聞の政局記者とワイドショーのコメンテーターだけじゃないのか。フルスペックになって、ああでもないこうでもないと勝敗予想にシャカリキだが、この総裁選の本質は誰がやっても変わらない自民党の目くらましショー。それをど...
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元自民党・大野泰正氏は「脱税」に問われないのか…約5100万円の裏金づくり初公判で無罪主張
国民的な自民党嫌悪の引き金となった裏金事件をめぐって10日、政治家が初めて法廷に立った。約5100万円の裏金をつくったとして政治資金規正法違反(虚偽記載)で起訴された元参院議員の大野泰正被告(66)だ。初公判で起訴内容を否認。「無罪...
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【26.小さなコップの中の政治】石破退陣劇を憂う…茶番というより薄気味悪かった
石破首相が退陣を表明した。参院選の敗北から50日、自民党内の権力闘争の第一幕の決着である。参院選で自公が少数与党となってからも私どものラジオ番組では石破氏の辞任を要求する声は常に高くなかった。敗因は石破氏にあるのではなく、裏金問題で...
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どんな展開になるか、けだし見ものだ…自民党総裁選が「自民離れ」を加速させる
石破辞任で総裁選の火ぶたが切られたが、 旧態依然の派閥抗争や票読みになる予感。菅や麻生、岸田などキングメーカー気取りの暗躍とそれを実況の新聞報道。そんな実況が1カ月も続いた後、おそらく見向きもされなくなる自民党。 ◇ ◇...
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裏金集団が責任のなすり合い…自民党「参院選総括」とやらの無意味
誰が見ても自民の敗因は歴然ではないか。ダラダラやって、内ゲバをゴマカし、ウヤムヤにする茶番劇。本気で議論すれば結論はひとつ。もうこの党に存在理由はなし。 ◇ ◇ ◇ 結局、総括案はまとまらなかった。 自...
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しょせんは卑しい自己都合 記名でビビる「石破おろし」の不甲斐なさ
何ともさえない自民党。総裁選前倒しも「記名」にされた途端に腰砕け。朝日の調査にも8割が答えない情けなさ。 結局、国家国民のためでなく、我が身かわいさと保身だけ。信念もないから、世論の動向に右往左往。なんともバカバカしい自民党...
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総裁選前倒し訴え旧安倍派“実名OK”は3人のみ…5人衆も「石破おろし」腰砕けの情けなさ
あの勢いはどこへ消えたのか。自民党総裁選の前倒し実施の是非を巡り、朝日新聞が党所属国会議員に実施した調査が話題だ。実に約8割の225人が態度を明かさず、回答を寄せた70人のうち前倒しを「実施すべき」は40人。この中で実名掲載「可」は...
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石破おろしは9.10が終焉の節目に 「記名・公表」で自民総裁選前倒しのハードル上がる
これで「石破おろし」の終幕が近づいたか──。 自民党の総裁選挙管理委員会(逢沢一郎委員長)が27日、党本部で2回目の会合を開き、総裁選前倒し要求に関する手続きを決定した。注目されていた衆参議員の意思表示については、「記名」の...
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前代未聞、凪の政争…気も狂わんばりの旧安倍派の今後
政治日程、世論で優位に立つ石破執行部だが、裏金議員、旧派閥のボスたちはここで干されたらオシマイだけに、右往左往だろう。内ゲバが批判され動くに動けないメンメンを石破が切り捨てれば大したもんだが、挙党一致でごまかすのか。凪の政局の今後の...
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一番困惑しているのは石破茂本人だろう…こんな首相が支持率激増の世も末
石破内閣の支持率が大幅に上がっているが、一体、何が評価されているのか。トランプ関税と減反見直しなどという解説もあるが、いずれも本当の評価はこれからだ。石破おろしのメンメンの素行の悪さが、逆に首相の追い風になる皮肉。いわば敵失の支持率...
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自民保守派が“石破おろし”で分裂状態…次期党総裁「コバホークだ」「いや高市だ」で足並み揃わず
また「石破ヤメロ」の声が上がった。 自民党保守派のホープと呼ばれ、「将来の首相」候補として名前が挙がる小林鷹之元経済安保相が24日、BSテレ東の番組に出演し、参院選大敗を巡る石破首相の責任論に言及。「誰も責任をとらないと、自...
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選管議論で総裁選前倒しでも「石破おろし」ならず? 自民党内に漂い始めた“厭戦ムード”の謎解き
醜い党内政局が続いている。 自民党の総裁選挙管理委員会が19日、初会合を開催。総裁選前倒しの是非について議論を本格化させる。党則では、所属国会議員と各都道府県連の代表者1人のうち、過半数が前倒しに賛同すれば総裁選が実施される...
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萩生田光一氏に問われる「出処進退」のブーメラン…自民裏金事件で政策秘書が略式起訴「罰金30万円」
まだ終わっちゃいない──。自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金事件で、15日、萩生田光一元政調会長(61)の政策秘書が東京地検特捜部に政治資金規正法違反(虚偽記載)の罪で略式起訴された。この事実が報じられると、ヤフーニュースの...
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「石破おろし」と「三木おろし」はココが違う 自民党内ゲバの長期化と国民の辟易
注目の両院議員総会は「総裁選前倒し」の成否に関心が移ったが、そう簡単に決められないだろう。首相の続投もわからないまま、未曽有の混乱が続く前代未聞の事態とその先を専門家はどう見ているのか。この党内抗争は滅びゆく末期症状の組織の典型。 ...
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石破首相が「企業・団体献金」見直しで豹変したウラ…独断で立憲との協議に自民党内から反発
「総理の暴走だ」──自民党内で石破茂首相の独断に反発が広がっている。企業・団体献金の見直しを巡り、党の方針を急転換。立憲民主党の野田佳彦代表の提案を受け入れ、党内議論を経ることなく、規制強化に前向きな姿勢を打ち出したからだ。 ...
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両院議員総会は不発に…「石破おろし」狙う自民党総裁選“前倒し運動”は尻すぼみの可能性
「石破おろし」が本格化するのか──。注目された自民党の両院議員総会が8日、党本部で開かれ、続投表明した石破首相への批判が続出。しかし、実際は大したことが決まらず、「会議は踊る、されど進まず」状態だった。 総会では、党則に基づく...
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虚ろな世相の危うさも問題…しがみつき首相と参政党の支持率上昇という「真夏の悪夢」
選挙結果を受けても辞めない首相の支持率が上がっているが、裏金議員の先祖返りよりはマシという刹那。 もうひとつ、選挙後も危うさを露呈し続けている参政党がどんどん支持を伸ばしているが、話題先行の炎上商法。 いよいよ、日本...
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萩生田光一氏「石破おろし」がトーンダウン…自民裏金事件めぐり、特捜部が政策秘書を略式起訴へ
好事魔多し──。裏金議員にしてみれば、そんな展開かもしれない。自民党内の「石破おろし」の糸を引く旧安倍派の萩生田光一元政調会長に悪い知らせが届いた。萩生田氏がつくった裏金をめぐり、東京地検特捜部が政治資金規正法違反(虚偽記入)の罪で...
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自民旧安倍派「裏金候補」15人の当落は「10勝5敗」の勝ち越し…外国人政策の陰に隠れた「政治とカネ」
自民党が歴史的大敗を喫する中、しぶとく生き残った。今回の参院選では旧安倍派の「裏金候補」15人が有権者の審判を受けた。開票結果はナント、10勝5敗の勝ち越し【別表】。選挙区に限れば8割の高勝率だ。 選挙区の10人のうち、公明...
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参院選「自民裏金議員15人」で当確5人だけの衝撃情勢…比例は組織票があっても狭き門
20日投開票の参院選は中盤戦。自民党への逆風はやまず、石破首相が「必達目標」とした「非改選含め与党で過半数維持」は厳しい情勢が続いている。物価高対策の無策や評判の悪すぎる給付金、トランプ関税の25%通告など、マイナス材料は尽きないが...
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トランプ関税でボロボロ 日本は「攻めと守り」を重視すべし
7月3日に公示された参院選では、多くの新聞が「減税か給付か」を争点として報じているが、結果、減税ポピュリズムと外国人排斥の極右勢力の台頭を招いている。 確かに食料品の物価上昇は凄まじい勢いであり、物価対策は当然必要だ。代替財...
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国民民主党「旧文通費」非公表の姑息…前年分使途「5月公開」からシレッと方針変更した理由
チョンボが止まらない。 国民民主党の玉木雄一郎代表から女性蔑視発言が飛び出した。24日に日本外国特派員協会で開かれた会見で、国民民主の女性支持率が低い理由を聞かれ「私たちの政策は男性だけでなく女性にとっても良いものです。しか...
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バラマキ掲げる公明党どの口が? 野党提出のガソリン暫定税率廃止法案を「政局的」と猛批判の笑止
「いつもバラバラ」「足並みそろわず」——。大手紙やテレビで与野党の攻防を巡る政局が報じられる度、こんな“枕詞”を必ずと言っていいほどつけられていた野党が珍しくまとまった。立憲民主党、日本維新の会、国民民主党などの野党7党が11日、ガ...
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下村博文元文科相の釈明が見苦しすぎる…「自民裏金事件」参考人招致でもデタラメとゴマカシ連発
自民党の裏金事件をめぐって27日、旧安倍派幹部で2人目の参考人招致が実施された。衆院予算委員会に呼ばれたのは、下村博文元文科相。政治資金パーティー券販売ノルマ超過分の還流再開を協議した2022年8月の幹部会合に出席したキーパーソンだ...
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小泉進次郎農相の「コメ高騰」対策は詰めが甘い
江藤農相が更迭され、小泉進次郎衆院議員が就任した。石破首相は当初、江藤氏をかばっていたのに更迭した。本来、任命責任を問われてしかるべきで明らかな失点だ。 しかし、石破は参院選前に政権浮揚の最後の切り札を切ったようにも見える。...
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自民は「政治とカネ」改革まんまと逃げ切り…裏金事件の反省なく企業・団体献金を死守する醜悪
何ら反省を示さず、献金死守だ。自民党派閥の裏金事件を機に始まった企業・団体献金の見直し議論は昨年の臨時国会に続き、今国会も成果ゼロ。6月22日の会期末まで1カ月を切り、規制が1ミリも進まないまま、参院選に突入する見込みだ。 ...
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旧安倍派「裏金問題」の参考人招致に下村博文氏が気力たっぷり!都議会自民党が戦々恐々のワケ
果たして、真相究明は進むのか。 自民党の裏金事件を巡り、衆院予算委員会が23日、旧安倍派幹部の下村博文元文科相の参考人招致を野党や公明党の賛成多数で議決。自民は反対したが、浪人中の下村は応じる意向で、27日に実施される見通し...
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野党は石破首相「ヤミ献金疑惑」の追及が甘すぎる!立憲・野田代表は“私怨説”強調、トボけ得を許す展開に
どうも雲行きが怪しい。石破首相の闇献金疑惑に対する野党の追及が甘い。第1党の立憲民主党の野田代表は、告発者が会見した翌日の13日、「様子を見ながら対応したい」とさらに消極化。“未来のパートナー”の醜聞だから手心を加えているのか。石破...
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国民民主党“パワハラ疑惑”女性議員に「政治とカネ」問題浮上!トンデモ“怪釈明”で逃げ切り狙う姑息
国民民主党千葉県連でくすぶるパワハラ疑惑。加害者の疑いをかけられている岡野純子衆院議員に、怪しい政治資金の使途が発覚した。 日刊ゲンダイは、岡野氏が代表を務める資金管理団体の政治資金収支報告書(2023年分)をチェック。5月...