政治とカネ
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参院政倫審で世耕弘成氏に特大ブーメラン? 野党時代に「政治とカネ」厳格対応を訴えた過去
“志ある議員”はたった3人だった。 自民党派閥の政治資金パーティーの裏金事件を巡り、14日に行われる参院政治倫理審査会(政倫審)。立憲民主、日本維新の会、共産、国民民主の野党4党の申し立てを受け、参院政倫審は8日、全会一致で...
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世耕弘成氏「裏金」報告書“疑惑のポロシャツ代”を追う 怪しい支出は高級クッキーだけじゃない
参院政治倫理審査会への出席を控え、安倍派「5人衆」の1人、世耕弘成前参院幹事長の足元が新旧秘書の低俗コラボで揺れている。世間を騒がす和歌山市内のハレンチ懇親会にセクシーダンサーを招いたのは元秘書の県議、口渡しでチップを渡したのは現役...
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政倫審じゃ裏金事件の実態解明はどだいムリ 自民参院対象者32人→出席3人のドッチラケ
ズルズル結論を引っ張った挙げ句、新たな出席表明はたった1人。予想通りというか、既視感というか。ドッチラケだ。 自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡る参院の政治倫理審査会は、14日に開かれることが12日、ようやく決まった...
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【東京佐川急便事件】異聞(217)金丸や元運輸相の名をあげ「金を渡しただろう」と迫る検事
平和堂不動産社長の「獄中日記」の話を続ける。 東京佐川元社長、渡辺広康への裏金還流の特定が終わると、特捜部の捜査の焦点は渡辺の闇献金先の政治家に移った。社長は「獄中日記」で、その様子を以下のように記す。(太字部分) ...
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【東京佐川急便事件】異聞(216)平和堂不動産社長は捜査段階で認めた東京佐川元社長への裏金還流を全否定
特捜部にとってさらに重大だったのは、平和堂不動産社長が月刊文芸春秋の「獄中日記」で、東京佐川元社長、渡辺広康の依頼で東京佐川から受けた融資保証の謝礼として十数億円の裏金を渡辺に渡したとの捜査段階の供述を全面否定したことだった。 ...
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野党が云々以前の話 自民党政権続投という選択肢はもはやない
腐敗自民党から目を覆いたくなるようなスキャンダルが続出。多くの国民が呆れ返っているに違いない。 特に眉をひそめるのは、8日に発覚した党和歌山県連の「ハレンチ会合」だ。昨年11月、和歌山市内のホテルで開かれた「青年局近畿ブロッ...
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自民裏金事件を政治資金研究の第一人者が斬る「改革には透明性と外部監査が必須です」
昨年末に自民党派閥のパーティー収入の裏金化が発覚してから、4カ月が経過した。複数の国会議員と会計責任者が立件され、今なお政界を揺るがしている。安倍派や二階派の衆院議員が政治倫理審査会で弁明したが、実態解明からは程遠い。裏金議員を根絶...
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安倍派幹部は離党勧告か除名か? 裏金処分は党大会後に先送り…岸田首相が指示の意味深
自民党が派閥ぐるみで裏金づくりに手を染めていた安倍派幹部らの処分について、17日に行われる党大会後に先送りすることを決めた。 5日の段階では「党大会までに」と言っていた森山総務会長は、8日の会見で「手続きを考えると時間的に無...
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これぞ世紀のブラックジョーク 裏金、脱法集団が改革案を論じる“フリ”の笑止千万
泥棒が泥棒を取り締まるなんて、どだいムリ。結論を端的に言えば2行で終わる。子供でも分かる当たり前の話だ。時間のない方は、この先を読み飛ばしてもらってもいいくらいである。 自民党政治刷新本部が7日、派閥パーティー裏金事件を受け...
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醜聞まみれ世耕弘成氏を狙い撃ち? 自民党青年局の“破廉恥パーティー”は元秘書が企画運営
不適切にもほどがある。自民党青年局が開いた懇親会に露出度の高い衣装をまとった女性ダンサーが複数招かれ、参加者と濃厚接触していたことが判明。主管したのは和歌山県連で、世耕弘成前参院幹事長の元秘書が企画運営を担っていた。裏金問題が火を噴...
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政権ボロボロ、大企業は不正、「もしトラ」も…突き抜けられない東証4万円の攻防と緊迫
史上最高値に沸いたのも束の間、これで3日続落だ。 7日の日経平均株価は、前日比492円安の3万9598円で取引を終えた。下げ幅は一時、570円を超え、4営業日ぶりに4万円台を割り込んだ。節目の4万円を挟んだ攻防は行きつ戻りつ...
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日経平均株価4万円超え “脱税天国”を市場関係者がポジティブ評価だと?
熊本大学大学院人文社会科学研究部の安高啓明准教授が執筆した歴史学関係の論文で、指導学生の先行研究を故意に引用せずに「独自の研究」としていた不正が発覚。大学側は、論文取り下げを勧告し、懲戒処分を検討する委員会を設けたとのこと。 ...
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【東京佐川急便事件】異聞(215)大川原化工機事件でも問題になった「人質司法」
月刊文藝春秋1992年11月号で検察捜査を告発した平和堂不動産社長の「獄中日記」の話を続ける。 前回触れた「人質司法」は、日本の刑事司法の「宿痾」ともいえるものだ。被疑者・被告人が容疑を否認したり黙秘したりする限り、身柄拘束...
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自民・下村博文氏「裏金政倫審」出席を阻む“圧力”の正体か…岸田首相が静観の不気味
出席を“妨害”している「大物」とは一体誰のことなのか。 自民党派閥の政治資金パーティーの裏金事件を巡り、「説明責任を果たしたい」として、衆院政治倫理審査会(政倫審)に出席する意向を示していた下村博文元文科相(69)。総額約5...
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「政策集団」容認に《お手盛り》と総ツッコミ…自民・政治刷新本部の改革案が“火に油”
《まったく反省していないな》《言っていることが支離滅裂すぎるだろう》 自民党の政治刷新本部(本部長・岸田文雄首相)が7日に党本部で示した改革案に対し、ネット上で批判の声が拡散されている。 派閥の政治資金パーティーを巡る...
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森山裕・自民総務会長が岸田政権のキーマンに急浮上…麻生副総裁に代わる“陰の総理”に
「三頭政治」が終焉し、岸田政権に新たなキーマン──自民党の森山裕総務会長(78)のことだ。岸田首相は7日、首相官邸で森山氏と約1時間、昼食を共にした。 政権発足以来、主流派として首相を支えてきたのは麻生派と茂木派。特に麻生副総...
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自民党もう1つの“裏金スキーム”発覚で「茂木vs安倍派幹部」最終バトル勃発? 森喜朗元首相乱入の可能性も
自民党派閥パーティー裏金事件で、本来、党内調整に動くべき茂木幹事長のサボタージュが続いている。党所属議員へのアンケート調査も、裏金議員への聞き取りも森山総務会長に“丸投げ”状態だ。 近々、裏金議員の処分を決定しなければならな...
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いよいよこの国は無法地帯 脱税・裏金集団が「死の商人」にはシャカリキ
自民党派閥の裏金事件をめぐる国会審議は、案の定の堂々巡りに入った。先週末のドタバタ深夜国会を経て新年度予算案が参院に送付され、年度内の自然成立が確実になったものだから、岸田首相は余裕綽々。「消化試合」と言わんばかり。1億総激高でなけ...
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【東京佐川急便事件】異聞(214)「裏金調達役」と検察が見立てた平和堂不動産社長の「逆襲」
「調書朗読事件」と前後して、もうひとつ検察を揺さぶる騒ぎが起きた。 東京佐川急便元社長、渡辺広康の特別背任の共犯として起訴された平和堂不動産社長が、検事から違法な取り調べを受け、事実と異なる調書を作成されたなどと告発する記事が...
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松浦勝人氏「正直者が馬鹿を見る」と自民党裏金問題に苦言 ビットコインの評価額10億円でも話題に…
「エイベックス」創業者で代表取締役会長の松浦勝人氏(59)が7日、Xを更新。自民党の裏金問題について「今回の自民党の金と政治に関する問題も、何事もなかったかのように終わってしまうのであれば、私たちも日本から海外への移住を本格的に考えざ...
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「裏金議員に課税しろ」“税金一揆”いよいよ現実に、市民有志が国税庁に怒りの申し入れ
「このままだと税金一揆が起きますよ」 自民党派閥の政治資金パーティーの裏金事件を巡り、立憲民主党の江田憲司議員(67)は2月16日の衆院財務金融委員会でこう声を張り上げていたが、国民の怒りの声はいよいよ税務当局にも向き始めた。...
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下村博文氏「政倫審」忖度抜き裏金ブチまけ期待が腰砕け…説明会見もドタキャンの醜悪
まさか、仇敵の森元首相に土下座されたわけではあるまい。自ら意欲を示した衆院政治倫理審査会への出席を巡り、安倍派の下村博文元文科相の態度が煮え切らない。 週明けの4日、記者団に「私自身も機会があれば、党に判断を任せる」と政倫審...
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3.29予算成立で岸田首相が解散画策か…政治刷新vs裏金・派閥“色分け総選挙”に安倍派が悲鳴
永田町では、4月の衆院3補選に合わせた衆院解散・総選挙の臆測が急速に広がっている。 4日の参院予算委員会では、立憲民主党の辻元清美代表代行が「4月、イチかバチかの“裏金解散”、考えているんじゃないですか」と岸田首相に問う場面...
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脱法幹事長にも唖然だ 脱税集団に突き付けるべきは補選の全敗
「説明責任」「政治責任」……。自民党派閥の政治資金パーティーの裏金事件を巡る国会質疑で、壊れたレコードのように同じ言葉を繰り返している岸田首相。 何らまとまりもなく、説明にすらなっていない話をダラダラ続けるだけで、具体的で的確...
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【東京佐川急便事件】異聞(213)実名調書朗読事件で特捜部はさらに窮地に
この政治家実名調書朗読で、検察部内での特捜部の立場は厳しくなった。特捜部長の五十嵐紀男と副部長の佐渡賢一には罰点がついた。 朗読したのは公判部だったが、特捜部の起訴した事件で証拠請求も特捜部がリードした、よって責任は特捜部に...
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今日も岸田首相は裏金追及に“ヘラヘラ答弁” 野党は「総理の火の玉の決意は、線香花火程度」と痛烈皮肉
《岸田首相は今日も全くヤル気なし》《ここまで酷い答弁する総理大臣は見たことない》 6日の参院予算委員会で答弁に立った岸田文雄首相(66)の発言に対し、SNS上では怒りを通り越して呆れの声が広がった。 この日も、自民党派...
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国税庁は大困惑…公式Xで「確定申告」呼びかけ大炎上!自民裏金議員への国民の怒り爆発
さすがに国税庁の職員も困惑しているようだ。ポスターにつづき、今度は公式X(旧ツイッター)アカウントが炎上している。 国税庁は今月2日、<!こんな収入の申告漏れにご注意!>とビックリマークつきのタイトルをつけて、こう投稿。 ...
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岸田首相の“闇パーティー”疑惑を上脇博之教授らが告発!「裏金」づくりの実態隠した疑い
自民党の裏金事件を白日の下にさらした神戸学院大の上脇博之教授が、岸田首相と後援会代表者など4人の告発状(先月29日付)を広島地検に提出したことが5日、判明した。 問題となっているのは、2022年6月に岸田首相の地元・広島で開...
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堂々巡りの政倫審 なぜ彼らは説明を拒否し、納税もせず、議員辞職もしないのか
予想通りではある。新年度予算案が今年度内に自然成立することが確実となり、自民党派閥の裏金事件の全容解明への岸田首相のヤル気のなさが、ますます顕著になってきた。 論戦の舞台は参院に移され、4日の予算委員会で立憲民主党議員らが「...
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裏金政権に「超少子化」波は止められない
自民党派閥の裏金事件に関して、政治倫理審査会が開かれた。約100人の裏金脱税議員たちはこれで禊が済んだかのように振る舞い、予算案の強行採決を図った。 政倫審も茶番だった。まず、巨額の裏金が発覚した二階元幹事長、萩生田前政調会...