安倍晋三事務所は政治資金で「ガリガリ君」まで購入していた(2015年)
きっかけは「何となく」だった。数年前に政治資金規正法が改正され、国会議員関連の政治団体について1万円以下の支出に関わる「少額領収書」は情報開示請求すれば、コピーが交付されるとは知っていた。
モノは試しと、総務省を通じて安倍首相を含めた17閣僚の21団体に2010~12年分の開示を求めた。待たされること2カ月以上。やっと開示された安倍の政治団体の領収書を見た瞬間、「アタリ」を確信した。
〈ガリガリ君コーンポタージュ×2 ¥252〉──他にも「おやつ代」「ランチ代」を疑わせるセコ過ぎる領収書がワンサカ。いずれも「事務所費」に計上していた。
その後、残る閣僚の分については何度も開示を延長された。官邸が少額領収書をあらかじめチェックし、対策に躍起になっているとも聞いた。ガリガリ君が次々と出てきたら、たまらないというわけだ。
これらのデタラメな領収書は、わざわざ開示請求しなければ国民の目に触れることはない。安倍サイドも「どうせバレっこない」と見くびっていたのだろう。この慢心が、後の裏金事件につながったに違いない。
(今泉恵孝/日刊ゲンダイ)



















