GRAPHIC
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「洞窟探検家 CAVE EXPLORER」吉田勝次著
今月、タイの洞窟の深部に閉じ込められた少年たちの救出劇を世界中が固唾をのんで見守った。日々変わる水位や酸素の減少など、洞窟の恐ろしさ、自然の脅威を改めて感じた人も多いのではなかろうか。 真っ…
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「呪われた土地の物語」オリヴィエ・ル・カレ、シビル・ル・カレ著 鳥取絹子訳
世界各地の絶景や秘境、名所・名跡などを紹介する本は巷にあふれているが、本書はその対極、地名を口にするのもはばかられるような呪われた土地について紹介するビジュアルブック。 例えば、モナコにほど…
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「かくれキリシタン長崎・五島・平戸・天草をめぐる旅」後藤真樹著
先日、世界文化遺産への登録が決定した「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」ゆかりの地をめぐるビジュアル紀行。 潜伏キリシタンとは、「かくれキリシタン」として知られる人々。16世紀に日本で…
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「My Room」ジョン・サックレー著
世界各国の若者たちの暮らすベッドルームの天井にカメラを据えて、その住人と部屋を見下ろすように撮影したちょっと変わったポートレート写真集。フランス人の著者が、6年をかけて世界55カ国をめぐり、1200…
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「隣人、それから。38度線の北」初沢亜利著
今、世界中の注目を集めながら、多くの人にとっていまだに未知の国である北朝鮮の人々の暮らしを撮影した写真集。2010年からこれまで7度にわたって北朝鮮を訪問してきた著者が、6年前に出版した前作の続編で…
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「撮りたくなるハワイ」近藤純夫著
元祖楽園として、多くの観光客を魅了してきたハワイ諸島だが、ニュース映像でご存じのハワイ島キラウエア火山の噴火のように、原初の自然の荒々しさを感じられる土地でもある。 本書は、観光地としての姿…
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「秘境駅の謎 なぜそこに駅がある!?」 「旅と鉄道」編集部編
全国にある約1万もの鉄道駅の中には、周囲に民家が一軒もない駅や、道路すらなく列車を降りてもどこにも行けないような駅がある。過疎化による集落の消滅やダム建設による孤立など、理由はさまざまだが、それでも…
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「東京店構えマテウシュ・ウルバノヴィチ作品集」マテウシュ・ウルバノヴィチ著 サイドランチ編
ポーランド人の著者は旅行で初めて日本を訪れたとき、宿泊先近くの日本人には何でもない一般的な住宅街の風景に「インスピレーションの爆発」を引き起こされたという。目の前に広がる風景は、アニメや漫画でよく知…
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1968年の熱気と空気を伝えるポートレート集
今からちょうど半世紀前の1968年、チェコスロバキアで民主化運動「プラハの春」が、パリでは「五月革命」が始まるなど、「既存秩序への疑問と反対の意思表示が奔流となって堰を破り」、世界各地に広がっていっ…
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「太陽の塔」平野暁臣編著
大阪・千里丘陵の広大な公園の何もない野原に降臨したかのように屹立する「太陽の塔」。高さ70メートルのこの異形の巨像が、1970年に開催された万国博覧会、通称「大阪万博」を象徴するテーマパビリオンの一…
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「トコヤ・ロード」林朋彦著
世にも珍しい「床屋」写真集。それもシリーズ2冊目だという。前作「東海道中床屋ぞめき」では日本橋から京都まで探し歩いた床屋さんを撮影したが、今作では以前に旅先で出合った店を再訪するなど、気ままに歩いて…
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「行ってみたい世界の灯台」小島優貴・武井誠編集・デザイン
GPSがない時代、星や磁石だけを頼りに航海した先人たちにとって、海と陸をつなぐ灯台は、安全な航海の道しるべとして、なくてはならない存在だった。 記録に残っている最古の灯台は、紀元前3世紀ころ…
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「奇岩の世界」山田英春編
地球のダイナミックなエネルギーの産物であるからか、それとも長い歳月をひとところにとどまり、風雨に耐えてきたからか――人は太古の昔から岩に不思議なパワーを感じてきた。そのパワーに引きつけられ、岩を眺め…
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「世界をまどわせた地図」エドワード・ブルック=ヒッチング著 関谷冬華訳 井田仁康/日本語版監修
2009年、メキシコ政府はジェスト・シエラ号で専門家をメキシコ湾に送り出した。目的は、ユカタン半島北海岸沖に浮かんでいるはずの「ベルメハ島」を発見するためだ。同島は、1539年発行の地図「ユカタンと…
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「キャバレー、ダンスホール 20世紀の夜」今井晶子・奥川純一・西村依莉著
今年1月に惜しまれつつ閉店した銀座の老舗「白いばら」をはじめ、かつて「大人の社交場」として多くの男性たちで賑わったキャバレーやダンスホールが次々と姿を消している。 若い世代には未知の世界かも…
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「世界の断崖おどろきの絶景建築」パイ インターナショナル編
天上におわす神に少しでも近づくため、または攻めてくる敵に備えるためなど、古来、世界各地で断崖の上にさまざまな建物が建てられてきた。中には、どうやって資材を運び、どのように建てたのか頭をひねってしまう…
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「絶景本棚」本の雑誌編集部編
極め付きの本好きたちの書斎・書庫探訪記。 トップを飾るのは社会経済学者・松原隆一郎氏の書庫(写真①)。28・7平方メートルの狭小地に建てられた地下1階・地上2階建ての書庫は、らせん状に1万冊…
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「日本の祭り」小川秀一・山梨将典・山梨勝弘・富田文雄・佐藤尚写真
小さな村の昔ながらの祭りから、観光の目玉となり何十万もの人が押し寄せる有名なお祭りまで、全国津々浦々に先祖たちから連綿と受け継がれてきた大小さまざまなお祭りがある。そんなあまたあるお祭りの中から、「…
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「ロバート・キャパ写真集」ICP ロバート・キャパ・アーカイブ編
歴史上もっとも重要なフォトジャーナリストのひとりといわれるロバート・キャパの代表作が、手軽に鑑賞できるうれしい文庫サイズの写真集。 1932年11月27日、デンマークで学生を相手にロシア革命…
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「磐座(いわくら)百選」池田清隆著
日本各地の「磐座」を訪ね歩き、日本人の信仰の原点ともいうべき「岩石崇拝」について考察したビジュアル紀行ガイド。 我々の祖先たちは、石を神の霊力が顕現する仮の宿とみなし「見える岩の向こうに見え…
