語り部の経営者たち
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ヨンデミー 笹沼颯太社長(5)「子どもが読書にハマる」オンライン教育をなぜビジネスに?
AI司書の「ヨンデミー先生」が、子どもそれぞれにぴったり合った本を選び、楽しく読むためのサポートを行う。読書離れが懸念される今の世の中において、「子どもが読書にハマる」と評判なのが、日本初の子ども向…
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ヨンデミー 笹沼颯太社長(4)読書教育が普及しない背景に「指導者がいない」という現実
中学3年の頃の笹沼颯太氏(25)は英語に苦戦していた。英単語の暗記が大嫌いだったからだ。高校は内部進学が決まっていたが、このままでは大学受験が危うい。そこで、友達が通っていた「科学的教育グループSE…
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ヨンデミー 笹沼颯太社長(3)筑駒時代に出会った“読み手”を育てる「読書教育」の衝撃
「学校の授業がつまらない」と感じていた笹沼颯太氏は、小学4年生の時に親のすすめで学習塾の夏期講習に参加した。 「有名な進学塾などではない地元密着型の塾ですが、少人数制で一人一人の学力や個性に合わ…
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ヨンデミー 笹沼颯太社長(2)小学3年時に何気なく手に取った一冊の本で学校生活が一変
弱冠20歳の時に起業し、子どもを対象としたオンライン読書教育サービス「ヨンデミー」を運営している笹沼颯太氏(25)。1999年に生まれ、千葉県浦安市に暮らしたが、幼少期は本が好きなわけではなかったと…
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ヨンデミー 笹沼颯太社長(1)子どもの“本離れ”を食い止める今大注目の読書教育サービス
近年、しばしば話題になっている子どもの読書離れ。東京大学社会科学研究所とベネッセ教育総合研究所が共同で実施している「子どもの生活と学びに関する親子調査」によると、2022年における小学4~6年生の平…
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サイボウズ 青野慶久社長(4)「最近、青野さん見ないね、ま、いいか」が理想の形
サイボウズでは事業の柱のひとつ、ITのプロでなくても業務アプリが作れる「キントーン」が業績を伸ばしている。同社の連結売上高(2024年12月期)約296億円のうち約54%(約161億円)を同商品が占…
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サイボウズ 青野慶久社長(3)「夫婦別姓」を受けつけない国を訴えた
「サイボウズ Office」「キントーン」などのグループウエアで業績を伸ばしているサイボウズ(東証プライム上場)。 取締役の社内公募制など旧来の経営システムにこだわらない青野慶久社長(53)は…
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サイボウズ 青野慶久社長(2)取締役の社内公募制を導入 現在は6人中2人が20代
企業向けグループウエア「サイボウズ Office」「キントーン」を主力とするサイボウズ(東証プライム上場)。 業績が停滞していた2005年。社内的にも問題が持ち上がった。離職率が28%にもな…
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サイボウズ 青野慶久社長(1)作れば大金持ちになるかも…松下電工を辞め、3人で創業
「サイボウズ Office」「キントーン」など、企業向けグループウエアを開発・提供しているサイボウズ(東証プライム上場)。 創業メンバーの青野慶久社長(53)は、子供の頃からコンピューターに夢…
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尾西食品 市川伸介社長(4)総合非常食のリーディングメーカーを目指す
2011年、東日本大震災が発生した際、国の災害対策本部では食物アレルギーがある避難者への対応ができておらず、問題が露呈した。 15年、アレルギー疾患対策基本法の施行を受け、尾西食品では「だれ…
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尾西食品 市川伸介社長(3)ライブハウスでギターを演奏することも
市川(64)は亀田製菓で営業を8年、その後は本社購買部に移り、米やピーナツ、アーモンド、燃料の仕入れを5年担当した。 1995年、米を政府の管理下においてきた食糧管理法が廃止となり、生産者が…
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尾西食品 市川伸介社長(2)地元農協に勤めるつもりが、採用枠がなく…
尾西食品は「アルファ米」で知られる“非常食メーカー”である。 市川伸介(64)は新潟県十日町市の出身。魚沼産米を生産する農家の長男として生まれた。 「奥深い山間地だったので機械化が遅れ…
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尾西食品 市川伸介社長(1)防災意識の高まりでアルファ米が注目される
尾西食品は、長期備蓄が可能な非常食「アルファ米」のリーディングカンパニーである。 アルファ米はお湯で戻すと15分、水でも1時間で食べることができる。 生米・冷や飯はデンプンのベータ化…
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ビズメイツ 鈴木伸明社長(4)苦労した創業期…カギはビジネスにかける「熱量」だった
鈴木伸明(47)は2012年7月、英会話教室「ベルリッツ」時代の同僚、伊藤日加とともに「ビズメイツ」を立ち上げた。34歳のときだ。 サービスのコンセプトは「ビジネスで結果を出すための英会話」…
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ビズメイツ 鈴木伸明社長(3)3.11がきっかけ…自分のアイデアを形にしたいと起業
ビジネス特化型のオンライン英会話サービスで急成長を遂げている「ビズメイツ」。その成功には、社長である鈴木伸明(47)のリーダーシップがある。 鈴木は2007年、新卒で入社した先物取引会社を辞…
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ビズメイツ 鈴木伸明社長(2)「仮設」「解決策」「組織を動かす」を若い頃に体験した
ビジネス特化型のオンライン英会話で急成長している「ビズメイツ」。単なるオンライン英会話ではなく、ビジネス英語に特化したモデルが成功し、大きな注目を集めている。 社長の鈴木伸明(47)は大学を…
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ビズメイツ 鈴木伸明社長(1)就職氷河期の真っただなか 商品先物取引の世界に飛びこむ
ビジネス英語特化型のオンライン英会話で急成長を遂げている「ビズメイツ」。陣頭指揮を執っているのが社長の鈴木伸明(47)だ。 鈴木は横浜出身。父親は高専を卒業して大手電機メーカーに勤めた技術者…
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不易糊工業 鈴木勝也社長(4)安心安全のシンボル「フエキくん」が少子化の荒波に負けない頼もしい味方に
幼稚園などの工作で使うでんぷん糊のシェアトップ・不易糊工業は、少子化やペーパーレスの影響で、でんぷん糊の出荷は減少。そんな中で取り組んでいるのが新商品や新事業だ。 そのひとつは、1975年発…
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不易糊工業 鈴木勝也社長(3)スティックノリの応用で化粧品が大ヒットも…“コロナ前”に消費行動が戻らず
幼稚園や保育園の工作で使うでんぷん糊でシェアトップの不易糊工業は、2008年から化粧品製造・販売も行っている。文房具のパッケージにハンドクリームやリップクリームが入った「フエキコスメ」だ。 「…
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不易糊工業 鈴木勝也社長(2)創業100周年、次の100年を作るための世代交代 義父の提案で異業種から転職
幼稚園や保育園の工作で使うでんぷん糊のシェアトップ、不易糊工業は、2024年11月に創立100周年を迎えた。それに先駆け6月に7代目社長に就任したのが鈴木勝也社長(43)だ。 長野県飯田市生…