経済ニュースの核心
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世界の中央銀行が金を「爆買い」中なのに日銀は蚊帳の外
金価格が高騰している。「国内の販売価格は9月末に1グラム5700円台と40年ぶりの高値まで上昇。現在も高値圏で推移しています」(都内の貴金属販売店)という。つれて貴金属店に金の買い取りを求める個人も…
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GPIFの外貨運用枠拡大は裏ワザ 囁かれる安倍政権への忖度
世界最大規模の年金ファンドである年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は1日、公的資金の運用の年次計画を変更した。為替変動リスクを回避した、いわゆる「ヘッジ付き外債」への運用を国内債の運用と同様…
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名門・群馬銀行を襲う「佐野SA」と「大東建託」2つの爆弾
地元の名門・群馬銀行が思わぬ2つのつまずきに苦悩している。ひとつは東北自動車道上り線の佐野サービスエリア(SA)を舞台にしたストライキと、その主因となった主力取引先の乱脈経営。もうひとつは、やはり主…
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ゴルフ人口減少の余波…名門「二木ゴルフ」がリスケ要請か
今月上旬、ゴルフ用品販売大手の「二木ゴルフ」(東京都北区、二木一成社長)に対し、一部取引金融機関が「もうこれ以上、新規融資はできない」と通告したとの情報が流れた。同時に過去にシンジケートローン(協調…
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金融庁が着目 “第4のメガバンク構想”公的資金注入シナリオ
「北尾さんならではの大風呂敷な提案だが、魅力的な話ですね」 こう話すのは地方銀行のある役員だ。SBIホールディングス・北尾吉孝社長の大風呂敷な提案とは「第4のメガバンク構想」。SBIホールディ…
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“サブリース不正融資”の元凶は「1物件1法人方式」だった
家賃保証を売り物に個人投資家に不動産を買わせて、賃貸アパートを建てさせる「サブリース」を巡る不正が後を絶たない。シェアハウス「スマートデイズ」では、投資家の預金残高を偽造してスルガ銀行から巨額な資金…
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3トップの人間関係は最悪? 日本郵政の立て直しは前途多難
不祥事が立て続けに露呈した日本郵政グループ。かんぽ生命では新旧契約の重複加入による保険金の二重徴収や、顧客を一時的に無保険の状態に置くなど、18万件を超す契約で顧客に不利益を与えたことが判明している…
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火付け役は楽天社長 ドラッグストア大再編“急展開”のウラ
大手ドラッグストアのココカラファインを巡って、マツモトキヨシホールディングスとスギホールディングスが争ったさや当て合戦は、マツモトキヨシに軍配が上がった。 マツモトキヨシとココカラファインが…
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TOB仕掛けたHISと全面対決 ユニゾHD社長は“異才の銀行員”
ハウステンボスを再生させたことで有名なHISの澤田秀雄会長兼社長。その澤田氏が満を持して買収を仕掛けたのは、全国に多数のホテルを展開するユニゾホールディングス(HD)だった。だが敵もさるもの、ユニゾ…
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トランプ大統領も戦々恐々 FB仮想通貨「リブラ」の破壊力
「そのネットワークの大きさゆえに、新たな通貨圏、経済圏を形成する可能性があるのではないかと思っている」 全国銀行協会の高島誠会長は先月、フェイスブック(FB)が構想している仮想通貨「リブラ」に…
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期待の新ビジネス「情報銀行」の広がりを阻む医師会の思惑
「情報銀行」という聞き慣れない構想が金融界を跋扈している。「情報銀行」とは、①個人が信頼できる事業者に自らの個人情報を預ける②事業者はそのデータを加工して企業などの第三者に提供し報酬を得る③同時に、そ…
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暗礁に乗り上げそうな「曙ブレーキ」の事業再生ADR
「52.5%の債権放棄はさすがに重い。もう少し圧縮してもらえないだろうか」 こう漏らすのは北米事業不振などにより債務超過に陥り、事業再生ADR(裁判外紛争解決手続き)を申請している曙ブレーキの…
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日本生命vsアフラック“かんぽ生命不正販売”対応で真っ二つ
かんぽ生命に激震が走っている。新旧契約の重複加入による保険金の二重徴収や、顧客を一時的に無保険の状態に置くなど、これまでに9万件を超す契約で顧客に不利益を与えた可能性が発覚。7月10日には、日本郵便…
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「レオパレス21」水面下でうごめくインド資本による買収
不正建築で揺れるレオパレス21。調査が進むにつれ不備物件は増え続けている。今月9日には、過去に施工したアパートについて新たに2923棟で不備が見つかり、6月末時点で不備物件数は1万9689件に拡大し…
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ソニーvs物言う株主 半導体事業売却をめぐる“舌戦”の行方
世界的に著名なアクティビスト(物言う株主)であるダニエル・ローブ氏が率いるサード・ポイントが株式を保有するソニー(吉田憲一郎社長)に対して、半導体部門をスピンオフ(事業の分離・独立)し、エンターテイ…
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武田薬品の役員陣が震えあがった「クローバック条項」とは
「クローバック条項」。聞き慣れない新手の株主提案がいま、日本の企業経営者を恐怖のどん底に陥れている。発端は6月27日に開催された武田薬品工業の株主総会。武田薬品のウェバー社長兼CEO(写真)が進める巨…
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「TATERU」業務停止で…西京銀行に“第2のスルガ銀”の懸念
「スルガ銀行のようにならなければいいのだが」。メガバンクの幹部がこう懸念するのは山口県に本店を構える西京銀行だ。保守的な銀行界にあって、いち早くインターネット銀行構想をぶち上げたり、女性副頭取を起用す…
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不祥事に揺れる西武信金 敏腕みずほOBが再建の“立役者”に
独自の積極経営で増収増益を続け、「信金界の旗手」ともてはやされた西武信金(本店・東京都中野区)に5月24日、金融庁の業務改善命令が出された。反社勢力と疑われる相手への融資や不動産投資向け融資で、業者…
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ついに解禁 副業OKのみずほFG社員はどんな企業で働くのか
「制度・ルールも組合との交渉もこれからなんです。どんな感じになるのやら……」 みずほフィナンシャルグループ(FG)の中堅幹部がこう気をもんでいるのは、FGの坂井辰史社長が打ち出した社員の兼業・…
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西武信用金庫に業務改善命令 消えた“落合マジック”の果て
独自の積極経営で増収増益を続け「信金界の麒麟児」ともてはやされた西武信金(本部・東京都中野区)に5月24日、金融庁の業務改善命令が出された。反社勢力と疑われる相手への融資や不動産投資向け融資で業者の…