小林佳樹
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小林佳樹金融ジャーナリスト

銀行・証券・保険業界などの金融界を40年近く取材するベテラン記者。政界・官界・民間企業のトライアングルを取材の基盤にしている。神出鬼没が身上で、親密な政治家からは「服部半蔵」と呼ばれている。本人はアカデミックな「マクロ経済」を論じたいのだが、周囲から期待されているのはディープな「裏話」であることに悩んで40年が経過してしまった。アナリスト崩れである。

不祥事に揺れる西武信金 敏腕みずほOBが再建の“立役者”に

公開日: 更新日:

 独自の積極経営で増収増益を続け、「信金界の旗手」ともてはやされた西武信金(本店・東京都中野区)に5月24日、金融庁の業務改善命令が出された。反社勢力と疑われる相手への融資や不動産投資向け融資で、業者の書類改ざんを見抜けず貸し出しを行っていた事例が多数見つかったためだ。このためカリスマ経営者と名高かった落合寛司理事長を含む理事3人が引責辞任した。

「反社勢力と疑われる相手への融資は、落合前理事長が支店長を務めたことがある立川方面の支店取引先とみられています」(金融庁関係者)

 落合氏の後を受けて後任の理事長に就いたのは、落合氏の右腕とされる高橋一朗常務理事だが、関係者によると高橋氏とともに再建の手綱を握るのは、相談役的立場にある倉重喜芳氏(写真)とみられている。

 倉重氏はみずほ銀行常務、オリエントコーポレーション専務、みずほ総合研究所専務を歴任し、東京建物不動産販売副社長、同社長に就いたつわもの。「東京建物不動産販売社長時代に西武信金の落合氏と懇意になり、同信金の相談役に招聘(しょうへい)された」(関係者)という。

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