小林佳樹
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小林佳樹金融ジャーナリスト

銀行・証券・保険業界などの金融界を40年近く取材するベテラン記者。政界・官界・民間企業のトライアングルを取材の基盤にしている。神出鬼没が身上で、親密な政治家からは「服部半蔵」と呼ばれている。本人はアカデミックな「マクロ経済」を論じたいのだが、周囲から期待されているのはディープな「裏話」であることに悩んで40年が経過してしまった。アナリスト崩れである。

暗礁に乗り上げそうな「曙ブレーキ」の事業再生ADR

公開日: 更新日:

「52.5%の債権放棄はさすがに重い。もう少し圧縮してもらえないだろうか」

 こう漏らすのは北米事業不振などにより債務超過に陥り、事業再生ADR(裁判外紛争解決手続き)を申請している曙ブレーキの取引金融機関幹部だ。

 事業再生ADRは、過大な債務を負った事業者が法的整理によらずに債権者の協力を得ながら事業再生を図る私的整理のひとつ。7月22日の債権者集会で曙ブレーキは、融資金融機関に対し借入金の半分強に当たる560億円の債権放棄を要請した。

 しかし、その放棄割合に「少なくとも4行が反対しており、上位の融資先のメガバンクからは再建計画は甘いとの厳しい指摘が出されている」(関係者)という。金融債権に関わる事業再生ADRが成立するには債権者全員の同意が必要だが、曙ブレーキに融資する金融機関は30行を超える。事業再生ADRが成立するかどうか予断を許さない。

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