小林佳樹
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小林佳樹金融ジャーナリスト

銀行・証券・保険業界などの金融界を40年近く取材するベテラン記者。政界・官界・民間企業のトライアングルを取材の基盤にしている。神出鬼没が身上で、親密な政治家からは「服部半蔵」と呼ばれている。本人はアカデミックな「マクロ経済」を論じたいのだが、周囲から期待されているのはディープな「裏話」であることに悩んで40年が経過してしまった。アナリスト崩れである。

世界の中央銀行が金を「爆買い」中なのに日銀は蚊帳の外

公開日: 更新日:

 金価格が高騰している。「国内の販売価格は9月末に1グラム5700円台と40年ぶりの高値まで上昇。現在も高値圏で推移しています」(都内の貴金属販売店)という。つれて貴金属店に金の買い取りを求める個人も急増しており、金地金の1~9月期の買い取り量は前年同期比の2倍超の2万7212キロに達した。まさに“金フィーバー”だ。

 また、金に連動する上場投資信託(ETF)が保有する金現物の残高も9月末時点で2808トンと過去最高を記録した。「国際通貨基金(IMF)が保有する金の残高とETFが保有する残高がほぼ同額になっており、金投資の需要の大きさを物語っている」(大手商社)という。

 でもなぜ、ここにきて金価格は高騰しているのか。そもそも金は金利が付かないことから投資商品としての妙味は乏しいはずなのだが……。

「いくつかの要因が重なっています。まず米中の貿易戦争に起因する世界経済の不透明感の高まりがあります。今週に入りIMFは世界経済の成長率を3・0%に引き下げました。08年の金融危機以来の最低水準にまで低下した格好です。経済の先行きが不安視される中、安全資産として金の需要が高まっているわけです」(先の大手商社)

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