小林佳樹
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小林佳樹金融ジャーナリスト

銀行・証券・保険業界などの金融界を40年近く取材するベテラン記者。政界・官界・民間企業のトライアングルを取材の基盤にしている。神出鬼没が身上で、親密な政治家からは「服部半蔵」と呼ばれている。本人はアカデミックな「マクロ経済」を論じたいのだが、周囲から期待されているのはディープな「裏話」であることに悩んで40年が経過してしまった。アナリスト崩れである。

武田薬品の役員陣が震えあがった「クローバック条項」とは

公開日: 更新日:

「クローバック条項」。聞き慣れない新手の株主提案がいま、日本の企業経営者を恐怖のどん底に陥れている。発端は6月27日に開催された武田薬品工業の株主総会。武田薬品のウェバー社長兼CEO(写真)が進める巨額な買収戦略に反対する「武田薬品の将来を考える会」が株主総会に同条項を提案したところ、52.2%もの株主が賛成票を投じたのだ。

 この提案は定款変更を伴う特別議決のため3分の2以上の株主の賛成が必要で、成立こそしなかったが、圧倒的な株主の支持を受け、武田薬品は「社内規定(内規)を整備することで株主の皆さまのご要望に応えていく」と、クローバック条項の導入を検討せざるを得ない状況に追い込まれた。

 クローバック条項とは、過去の過大な投資などにより損失が生じたり、不正が発覚した場合に、取締役に支給済みの業績連動報酬を会社に返還させる取り決めだ。すでに海外では一般的に導入されており、「S&P500銘柄の企業では約9割が採用している」(公認会計士)という。日本でも野村ホールディングスやコニカミノルタなど一部企業で採用されている。

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