経済ニュースの核心
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軍事パレードの威力絶大「米中貿易戦争」の勝者は中国か
10月1日、中国建国70年、国慶節の軍事パレードは壮観だった。規模、スケールの大きさは当然だが、核弾頭を10発搭載し迎撃困難な大陸間弾道ミサイルや空母キラーミサイル、さらにはイージス・アショアでも迎…
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GPIFの外貨運用枠拡大は裏ワザ 囁かれる安倍政権への忖度
世界最大規模の年金ファンドである年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は1日、公的資金の運用の年次計画を変更した。為替変動リスクを回避した、いわゆる「ヘッジ付き外債」への運用を国内債の運用と同様…
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米中貿易戦争激化か 電鉄やガス「安心安全」内需株に注目
米国が離脱した環太平洋経済連携協定(TPP11)が2018年12月に発効、政府は実質国内総生産(GDP)を約1・49%増加させるとした。19年2月発効の日本・欧州連合(EU)の経済連携協定(日EU・…
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600店閉鎖&韓国撤退「オンワードHD」は荒療治で蘇るのか
百貨店などで洋服が売れなくなって久しい。総務省の家計調査などによると、1世帯当たりの衣料品への支出金額は、ピークだった1990年からほぼ半減。メーカー系と呼ばれるアパレル各社は、再成長への道筋を描き…
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名門・群馬銀行を襲う「佐野SA」と「大東建託」2つの爆弾
地元の名門・群馬銀行が思わぬ2つのつまずきに苦悩している。ひとつは東北自動車道上り線の佐野サービスエリア(SA)を舞台にしたストライキと、その主因となった主力取引先の乱脈経営。もうひとつは、やはり主…
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経済の先行指標は「米中貿易戦争の緩和」を示しているが…
10月1日、日本取引所グループは公開買い付けを経て、東京商品取引所(主要株主は豊商事、日本ユニコム、みずほキャピタルなど)を子会社化した。近年は商品取引参加者の減少で、東京商品取引所は慢性的な赤字体…
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コクヨの直接出資を受け入れ「ぺんてる」経営陣の因果応報
因果は巡る――といったところか。7年前のクーデターで創業家出身社長を追い出した老舗筆記具メーカー、ぺんてる(東京・中央区)の経営陣が今度は、回り回って創業家保有株を手に入れた業界最大手、コクヨによっ…
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ゴルフ人口減少の余波…名門「二木ゴルフ」がリスケ要請か
今月上旬、ゴルフ用品販売大手の「二木ゴルフ」(東京都北区、二木一成社長)に対し、一部取引金融機関が「もうこれ以上、新規融資はできない」と通告したとの情報が流れた。同時に過去にシンジケートローン(協調…
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月5万?人生100年時代「老後の不足額」本当はナンボなのか
先週、ホームセンターから会員に向けたハガキが届き、「消費税増税前にまとめ買い」とあった。近くのスーパーに行けば店内アナウンスは「増税前に買い物」を連呼している。さらにキャッシュレス化が加速するが、高…
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トヨタ系「大豊工業」米子会社の不正で上場廃止の危機
果たして間に合うのか。トヨタ自動車系の中堅部品メーカー、大豊工業が上場廃止の危機にさらされている。全額出資の米国子会社、TCAで不適切会計が発覚、19年度第1四半期(4~6月=1Q)報告書を期日とさ…
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金融庁が着目 “第4のメガバンク構想”公的資金注入シナリオ
「北尾さんならではの大風呂敷な提案だが、魅力的な話ですね」 こう話すのは地方銀行のある役員だ。SBIホールディングス・北尾吉孝社長の大風呂敷な提案とは「第4のメガバンク構想」。SBIホールディ…
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キャッシュレス化の波に乗るなら流通系カード株に勝機あり
証券会社にとって9月は3連休が2回もあり営業日数が少ない。個人、法人営業は低迷続き。中間決算を前にして、自己売買部門が利益を稼ぐために動いていよう。 証券会社は9月中間決算を控えて、株価上昇…
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6年4カ月ぶりの悪化「工作機械の受注額」が示す景気大失速
「1000億円」が好不況の目安とされている。景気の先行指標とされる工作機械の月間受注額のことだ。それがこの8月、一気に900億円台さえ割り込み、前年同月比37・1%減の888億4700万円にまで急落し…
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“サブリース不正融資”の元凶は「1物件1法人方式」だった
家賃保証を売り物に個人投資家に不動産を買わせて、賃貸アパートを建てさせる「サブリース」を巡る不正が後を絶たない。シェアハウス「スマートデイズ」では、投資家の預金残高を偽造してスルガ銀行から巨額な資金…
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IT時代の今こそ日本企業の「研究開発力」が再評価される時
欧米機関投資家が運用方針の目安とするOECD景気先行指数は「100」を下回り続け、先行きの景気減速を示唆している。市場関係者が「株価形成を歪める」などと批判することの多い日銀の執拗な株価下支え策(イ…
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SBIがブチ上げた「第4のメガバンク構想」は実現するか
「国内外のさまざまなフィンテックを活用し、地域金融機関と『第4のメガバンク』構想の実現を目指す」。都内の講演で3日、こう大見えを切ったSBIホールディングス(HD)の北尾吉孝社長。そのいわば「名刺代わ…
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3トップの人間関係は最悪? 日本郵政の立て直しは前途多難
不祥事が立て続けに露呈した日本郵政グループ。かんぽ生命では新旧契約の重複加入による保険金の二重徴収や、顧客を一時的に無保険の状態に置くなど、18万件を超す契約で顧客に不利益を与えたことが判明している…
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米中貿易戦争激化の余波で…日本がアメ車を買わされる日
米国の第10代大統領ジョン・タイラーは、1845年にテキサス(元メキシコ領)を併合、第11代大統領ジェームズ・K・ポークはメキシコからカリフォルニアなど6州を割譲、第17代大統領アンドリュー・ジョン…
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検査データ改ざん“再建途上”ユニチカの株価の底が見えない
繊維業界の名門、ユニチカで品質不正が発覚した。水切り袋や防水テープなどで使うポリエステル短繊維や不織布製品計76品目で検査データを改ざんしたり、不都合なデータを除いて平均値を測定したりしていた事案が…
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火付け役は楽天社長 ドラッグストア大再編“急展開”のウラ
大手ドラッグストアのココカラファインを巡って、マツモトキヨシホールディングスとスギホールディングスが争ったさや当て合戦は、マツモトキヨシに軍配が上がった。 マツモトキヨシとココカラファインが…