重道武司
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重道武司経済ジャーナリスト

1957年鳥取県倉吉市生まれ。84年フジサンケイグループ傘下の経済紙「日本工業新聞」(現フジサンケイビジネスアイ)の記者となり、千葉支局を振出しに鉄鋼、自動車、総合電機、財界、金融、エネルギー(電力・石油・ガス)などの業界を担当。2000年外資系通信社に転じた後、02年からフリーに。得意分野は通信社時代を含めて在籍足掛け7年にも及んだ日銀記者クラブ時代に人脈を培った金融。自動車業界にも強い。

600店閉鎖&韓国撤退「オンワードHD」は荒療治で蘇るのか

公開日: 更新日:

 百貨店などで洋服が売れなくなって久しい。総務省の家計調査などによると、1世帯当たりの衣料品への支出金額は、ピークだった1990年からほぼ半減。メーカー系と呼ばれるアパレル各社は、再成長への道筋を描き切れないでいる。

 そんな中、荒療治に踏み切ろうとしているのがオンワードホールディングス(HD)だ。海外300店を含め国内外約3000店の2割に当たるおよそ600店を今後、3年前後をかけて閉鎖。「フィールドドリーム」など低採算ブランドの廃止や不採算の韓国事業からも撤退する。

 これらに伴う減損損失や事業整理損の計252億円の特損計上で、2020年2月期の最終損益は240億円の赤字(前期は49億円強の黒字)に転落する。最終赤字転落は09年2月期以来、11年ぶりとなる。

 オンワードHDはオンワード樫山を中核子会社に女性向け衣料ブランド「23区」「組曲」や男性向け「五大陸」などを展開する。昨年秋に再上場したワールドと並ぶ総合アパレル「業界2強」(金融筋)の一角で、ワールドがファッションビルなどを主販路としているのに対し、百貨店ルートがメイン。今回閉鎖対象となるのも百貨店内店舗が中心となる見通しで、集客力の落ちた店舗を整理し、「量よりも質を高めていきたい」(保元道宣社長)考えだ。

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